その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ありがたい仏さま^^;

2021-12-28 10:15:44 | 転職

早朝からお疲れさまですm(. .)m

大雪に警戒!雪国では、降雪が20㎝程度であればかわいいものである。(昨日は、一日中ハウス回りの除雪作業をしていたから、内心は降って欲しくはないのであるけれど^^;)朝、恐るおそる起きて外を眺めたら、ホワイトアウト(雪国じゃないと分からないよなぁ^^;)の状態。それでも6時半には町の除雪作業の委託を受けたオペレーターさんが果敢に除雪作業でありますよ。『おやじぃ』の自宅前の道路は「私道(官地)」であり、30年ほど前までは砂利道、素掘りの側溝で除雪車が来てくれなかったのでありますよ。約30mの道をひたすら『スノーダンプ(発売当初はママさんダンプとも言った^^;)』を押して、側溝で雪を消して車の道を確保しておりました。それぞれの家主さんたちも高齢化していく中で、軒を並べるご近所さんに声掛けし、私財で道路を舗装して除雪車による除雪をお願いしたのでありますよ。(集落内の数か所で道が細くて、小型のロータリー車しか入れなかったから、除雪時間は遅かった^^;)それでも、初めて除雪車が入ってくれたときは、声掛けしたご近所さんとの約束を果たせたと胸を撫で下ろし、オペレーターさんに感謝したものであります。オペレーターさんも親方の出動指令を待ちながら眠り、2時、3時起きして除雪作業をしてくれているはずである。それでも「何故今朝は来ない!」とか「息子が早番だからもっと早く来い!」などと言う『応援メッセージ』(世の中では「苦情」とも言うらしい^^;)が除雪ステーションに届くのでありますよ^^;


あ~あ、ここは畑なんですけれど!

「ありがたい」という感謝の気持ちは、いつの間にか当たり前の日常となり、『夏場と同じ暮らし』を求め始めるのでありますよ。台風が来ると気象庁に文句を言い、洪水で道路が途絶して国交省に文句を言う人はいないはずである。(人災の場合もあるけれど…。)雪だってねぇ自然災害のひとつなのよ。文句を言う方向が違う…降らせる『雪の神さま』に文句を言うべきである!言ったところで、降り止まないし、文句を言った人にだけ多く降らせるということもないのだから、ある意味「平等」なのである(笑)
はてさて、どこもかしこも『若い衆』が除雪排雪作業する姿はなく、車を暖気して、オヤジたちが排雪した『序口(出入口)』を颯爽と職場に出掛けて行くのでありますよ。「いつまで、八十前後のジジィたちに除雪させとんじゃ!」と文句のひとつも吐きたいところであるけれど、『おやじぃ』とて、長女が出掛ける頃合いを見計らって除雪しているのでありますよ。(オヤジたちが死んでしまえば、次の除雪当番はお前さんたちだわと思いつつ、『きゃつら』は、車の前だけ排雪して出勤していくに違いないと思うのである^^;)吹雪の中で、車庫前を除雪している『みっちゃん』に「除雪機で飛ばすから…。」と言って聞かせても、「娘が帰って来るかも知れないから…。」ですと、「あのねぇ、貴女風邪ひいているでしょう!年寄りは肺炎が怖いんよ。」なんて説得して家に入れと諭す『おやじぃ』に、両手を合わせる彼女であるけれど「オラはまだ仏さまじゃねぇ、手を合わせるのは仏壇にしろ!」と冗談かました『おやじぃ』でありましたとさ(笑)


コメント
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