その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

うつうつと雪^^;

2021-12-29 09:33:44 | 転職

さて、来年はどこを目指して進む?

進むべき方向が見定まらなくても、雲の晴れ間に青空が覗けば、少々気持ちも楽になる。最近は「カーナビ」の性能が向上しているから、少々道に不安があっても何とか目的地に導いてくれる。しかし、残念!人生に「ナビシステム」は搭載されていないのでありますよ。
良い学校に入って、良い企業に就職し、良き伴侶に恵まれて、子育てをして、気付けば悠々自適な老後の生活が待っていた…などという夢物語は、遠い昔に幻想へと変わってしまっている。悠々自適どころか、『生涯現役』などという美辞麗句に煽てられ、いつまでも働き続けなければいけない…。気持ちだけは若くてもねぇ…次第に体力が衰え、病気が不安に輪をかける。口うるさいオヤジであっても、美しく?歳を重ねたいと願っていたはずであるけれど、小賢しいオヤジに成り下がっている^^;
大雪注意報は見事に的中し、二日間降り続け、二日間除雪作業に追われましたよ…それでもねぇ、その雪に向かって行こうという気持ちだけはあるから、まだ大丈夫でしょう。途中、「人間が運べる雪の量なんて高が知れている。」などと言う思いや「ポン太郎君がひとりになったら雪とどう向き合うのだろう。」などと無駄な思いを抱きながらも、黙々と雪の塊に挑んでいる内は、まだ大丈夫でしょう。


一日寝て過ごす『さくら』も仲間入り

「自殺者統計」を見ていると、東北・北陸地方の都道府県が上位を占めているんですよ。昨日もね、独り暮らしのお年寄りが「今年一年越せるだろうか?」なんて言葉を漏らす。近くに住む娘に連絡するのもアリなのだけれど、こんな時、身内は「元気をだせ。」とハッパをかけるだけなのでね…オッカーを出動させて、グチ話を小一時間聞いてもらった。(『おやじぃ』は除雪の手を休める訳にいかないもの…助かった^^;)そんなこんなで乗り越えられればしめたものである^^;
大雪の後は、一転して、青空が見えている朝であります。毎日が鉛色の空なら、気持ちが落ち込んでいっても仕方がない。それでも『おやじぃ』たちは、この地に暮らしているのでありますよ。
12月28日は「官庁御用納め」…お給金は最低賃金、お休みだけは公務員並みにと、取り敢えず『夢屋農園』も年末年始の休みということにしましたよ。今年も大した成果は上げられなかったけれど、何とか一年間、無事故で長男『ポン太郎君』にも給料を払い続けることが出来た。「納会」はコーラと缶ビール…第三のビールが、発泡酒ではなく、本物のビールが飲めるだけ幸せということにしておこう。
雪は邪魔者(物)かなぁ?動けない年寄りも邪魔者かぁ?人生に「ナビシステム」は搭載されてはいないけれど、確実な道筋だけはハッキリと見えるのでありますよ。雪は春には融けるし、動けない老人も元気な老人もいつかは死ぬのである。無理をして先を急ぐ必要もない、必ず陽は差して来る…そう信じて、嫌われても生きていきましょうよ冬(笑)

コメント (2)
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