その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

青春群像劇…

2022-12-09 08:54:03 | 転職

家族たちはサッサと前を行く^^;

何かに急かされて生きている訳でもないから、漫然とその日、その日を過ごしていたら師走、12月でありますなぁ…。そろそろ、事務室の大掃除でもして、軌道修正をしようと思っていた矢先に、ネットの無料配信ドラマに見入ってしまいましたよ。「オレンジデイズ」…妻夫木聡さんと柴咲コウさん主演の青春群像。グレーのスーツに身を固めたうだつの上がらないサラリーマンと青春を謳歌する学生たちの中間点、就活期の学生さんたちのお話でありますが、放送は2004年のお話であります。18年前…『おやじぃ』は、ドラマで揶揄されるようなサラリーマンではなく、仕事(プロジェクト)も順調に軌道に乗っていた頃と思うのだけれど、ふと今振り返ると、一体何をして来たのかと少々後悔が残り、その『後悔』とは、壮年期には、学生時代の生き方を『後悔』し、前期高齢者層を前にした中間点では、その壮年期さえ『後悔』してしまう日々のような気がする。決して後戻りなど出来ないことは分かっているのに、もう少しだけ『違った人生(選択)』もあったのではないかなんてね…。それはそれでアリかも知れないけれど、『その時』は、精一杯生きていたに違いない。今まで、先頭で引っ張り、支えて来たはずの家族でさえ、参道をどんどん先に進んでいく…これからは、若者たちの時代なのだから、『おやじぃ』としての役割はひと通り終えたということにいたしましょう。残った時間は、思い切り『脇道』に反れながら、今まで前ばかりを見て気付かなかった『モノ』でも探すことに徹しましょうなどと思っておりますけれど…今までもかなり『脇道』に反れた生き方をして来たはずだが(笑)


今夜の前菜も「ブリ大根」…そして^^;

「これからは『晩酌会』を改め、『終活会』に名称を変える。」…友人『ノロ社長』が突然宣言する。「終活」とは、自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための準備作業ではあるけれど、彼の言う『終活』は、「これからの残り少ない人生を如何に楽しく生きるか。」ということにあるらしい。曰く、『一升瓶に残り2合の酒しか残っていないと考えるか、まだ2合の酒が残っているか。』と考えるかの違いでありますなぁ。『おやじぃ』が思うに、彼の場合は、常人が味わう『一升分(一生分)』の酒(人生)を味わい尽くしたはずであると思うのだけれど^^;
さて、世の中、物価高倒産が増加しているようである。農業法人もまた、倒産の憂き目に遭っている。資金繰りさえ付けば、赤字であっても経営を続けることは出来るのだけれど、『親』からの受注件数が減り、製造原価は上昇しても、納品価格に転化できない。賃金上昇で、好条件の職種に人が流れて慢性的な人手不足etc.…コロナ禍ばかりでもありますまい。時代遅れの企業は撤退しなさいも結構ですが、『小』が潰れて『中』が生き残れる訳もなく、『大』は果たしてどこへ発注するのやら?これまた『時代遅れ』の考え方かも知れませんけれどね。『一升瓶に残る酒(中小)』はいつまで持つことやら。「寄らば大樹の陰」も『大樹に陰り』が出て来てはにっちもさっちもなんてね。
『ドブネズミ色』の背広を揶揄するようなサラリーマン像から始まる「オレンジデイズ」も、『炎の色』が示す温度はまだ低い…『オジSUNず』が『終活会』を催して、最後に『青白い閃光』を放つことが出来るだろうか?「青春群像劇」ならぬ『老年群像劇』の始まりでありますが、何の『戦功』も上げることなく、『閃光』を放つ前に『線香』を上げられることがオチだったりして…まだまだ(笑)

コメント
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