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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

全国区デビュー^^;

2022-12-12 08:41:06 | 転職

「山形県」では定番ですけれどねぇ…

正月やお盆に客が来て餅を搗く…収穫祭、「年越祭」に餅を搗く。山形の農村文化では、日常の光景ではあったのだけれど、最近は、とんと餅を搗くということが減りました。(大体ねぇ、家人さえ、搗きがけの餅は食べますけれど、『取り餅』など食べませんもの^^;)
昨日は集落神社の「年越祭」…『若い衆』(集落の35歳以下の長男が基本だった。)の時代は、公民館に前日から泊まり込み、餅搗きの準備を兼ねながら、要望に沿った鍋など突いて酒を飲んでいたものである。若者の減少とともに、その役割は集落役員が担うことになり、子どもたちやお年寄りに餅を振舞っていたのだけれど、折からのコロナ禍で飲食を避けるようになり、『お護符』(この場合、お札ではなく、切ったスルメや昆布、取り餅であります。)として、『取り餅(丸餅)』を配っていたのだけれど、それさえ、スーパーの小さな「鏡餅」に替えて配っておりますよ^^;
役員としては楽なのだけれど、こんな状態が続いて既に3年目…そろそろ、何をどれだけ準備して良いものやら役員でさえ分からなくなってしまいましたよ。来年は、『納豆餅』だけでも復活し、子どもたちだけにはパック入りで振る舞おうか…などと考えてはおりますが、果たして役員たちが、その意見に同意してくれるものやら?『人は楽な方向へ押し流されて行く。』…どこへ流れて行くのかなどと考えもしないで、押し出される方向へと向かって行く。抗ってみたところで仕方がない。そして、失ってしまってから、過去を懐かしむだけなのでありますけれどね。ところで、『納豆餅』って、山形県や宮城、北海道、京都府の一部で食される地域限定的なものらしい。(山形県HPより)


今夜は失敗である…と『ノロ社長』

学生時代に卒論の仕上げに追われ、正月に田舎に帰らず寝泊まりしていた時に、「冷蔵庫に食材がありません。」と年上の後輩が困り果てていた^^; 「田舎から送ってくれた切り餅(角餅)があるし、納豆も1パックあるじゃないか。」と『おやじぃ』は平然としていたのだけれど、後輩君は目を丸くしていた。「お餅って、お雑煮とかあんこで食べるんじゃないんですか?」ですと^^;
そうそう、彼は、東京の『地方』育ちの『シティーボーイ』だったから、『納豆餅』なるものを知らないに違いない。「納豆ご飯があるのだから、餅を納豆で食べてもおかしくないでしょう!」とドン引きする彼に、ネギを刻んだ納豆で『納豆餅』をご馳走したのだけれど「いや~!美味しいですねぇ。」なんて驚いておりましたけれど…食文化の違いでありますなぁ。(その後、彼が『納豆餅』を自宅で食べるようになったかどうかは定かではない^^;)
そうそう、4年前に神奈川総合高校の文化祭にお邪魔した際にも、自宅で搗いた切り餅を持参して、北海道から同じく参加していた『客人』と興味を持って来場した生徒に振舞ったのだけれど、「美味しい。」と言ってくれたような気がする…これなら『納豆餅』の全国デビューも可能かも^^;
田舎では当たり前の『ずんだ(じんだん)餅』や『納豆餅』が、ローカルスターの地位から『全国区』へとデビューする日が…友人『ノロ社長』の『すき焼き鍋』は少々煮込み過ぎたようである。余り手を掛けずにシンプルに…右に200回、左に200回で合計400回で最高の風味が生まれる。なんて、変なこだわりを捨てて、『納豆餅』を追求してみますかね(笑)

コメント
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