仙台名物「三角油揚げ」ですが…
『おやじぃ』の在所では、薄い豆腐を揚げたものを「油揚げ」と呼び、豆腐を厚めに切って揚げたものを「厚揚げ(生揚げ)」と呼んでおりますが、地方によっては逆転する場合もあるとか?
商用で出掛けた友人『ノロ社長』は、仙台でよく売れているという「三角油揚げ」をお土産に買って来てくれた。物知り顔で『おやじぃ』は、福島県三春町で、この『ほうとう』を食べたと言ってしまった…若い頃、山梨県で働いた経験のある『ノロ社長』は、山梨では初め「ほうとう」に慣れなかったと思い出を語る。どうも二人の会話がかみ合わない。そのことが頭に引っ掛かって、今朝、三春町の名物を調べてみると…それは『ほうとう』ではなく、「ほうろく(焙烙)」であり、その名物は「油揚げのほうろく焼き」が正式名称であり、「油揚げ」のことを『ほうとう』とも『ほうろく』とも呼ばないことを知る。
我が在所では『ぼうろぐ』という方言があって、「粗悪な」を意味するのだけれど、『おやじぃ』の頭も『ぼうろぐ』なものになってしまったようであります。こうして歳を重ね、『ほろげて(落ちて)』いくに違いない。まぁまぁ、名物「三角油揚げ」で、ここまで話を引っ張れた…良く頑張りましたと自分を自分で褒めておこう(笑)
世に「名物」は様々ありますが…
さて、「名物に旨い物なし。」などとも言われますが、期待したほどでもないことはママあるものでありまして、食べた方の「嗜好」にもよりますから、自分がそうだからと言って、他の人も必ずやそうであるとは限らない。何やら国家公安委員長が「四万十のうなぎを食べた。」とウケを狙って叩かれておりますけれど、「さすが、四万十のうなぎは評判通り別格だった。今後は、要人警護も別格と言われるように緊張感をもって取り組みたい。」などと開き直ったら如何かな、うなぎだけに…これもウケないなぁ(笑)
はてさて、どうも『オヤジネタ』は、「ウケ」が悪いようでありますなぁ…「場の空気が読めない。」というのが原因か、「昔はこれで通用した。」というイタイ経験が邪魔しているのか?しかしなぁ、名物やグルメ評価の高いお店で、「場の空気を読んで」いたら、美味しいと感じていないものにまで「美味しい」と追随することになってしまうし、ここは「スマート」に「私の嗜好には少々合いません。」くらい言ってみたいもんだわ。『ぼうろぐ(粗悪な)』な舌で、舌禍を招かないためには、言葉を発せずに飲み込んでしまうことが大人かなぁ…政治家のジョークも『名物』ですからねぇ(笑)