その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

先手必勝と言いますが…

2023-04-09 08:43:51 | 転職

ツクシには「向上心」という花言葉が…

『おやじぃ』の祖父は、49歳頃に亡くなったらしい。したがって、我が親父は20歳頃には、下は2歳の乳飲み子を含め、弟たち4人を育て上げる苦労をしてきたと何度も聞かされた。仏間の遺影を見ると、色白の男前ではあるのだけれど、若い頃から病弱だったのではないかと勝手に思い込んでおりました。しかし、叔父(故人)の話から、死の直前の様子を聞くと、どうやら今で言うところの『くも膜下出血』ではなかったかと思っているところです。ひ弱なイメージを抱いていたのだけれど、祖母が語った話では、若い頃、地元の『暴れ者』に囲まれて、怯んだかと思わせた瞬間に手元にかき集めた「砂」を目潰しに使ったんですと…それなりに『肝(きも)』が座っていたようである(笑)
突然の我が祖父のお話…確かに「雪」の予報ではあったのだけれど、「山手の雪だんべぇ…。」との認識は、朝起きて一変…早朝から用水維持組合の『泥上げ清掃』だったのだけれど、窓の外は雪景色。そして、畦畔のツクシはご覧のように雪に埋もれておりました。3月からの『バカ陽気』…観測史上最も早い桜の開花宣言と、季節は進んでいると思わせておきながらの『先制パンチ』に、今は亡き爺さんの『先制攻撃』の話を思い出したところであります。「今日は中止かね?」と思いつつ集合場所に出掛けましたけれど、皆、日和らずに作業いたしましたというお話ですけれど^^;


昨夜のパスタは黒胡椒が効いていた^^;

さて、世に「先手必勝」などと申しますが、将棋も囲碁もド素人ではあるけれど、先手番は有利に働くらしい。しかし、ド素人は、次なる手を間違えるから上手(うわて)には勝てないのでしょうけれどね。春を早々に感じて、ツクシも伸びて…突然の雪に出鼻を挫かれたかに見えますが、スギナの耐寒温度は△15℃あたりという説もあり、この程度の雪には『がってしない(負けない)』に違いない。地方によっては、スギナは根が深く、取っても取っても『根絶やし』に出来ないから『地獄草』などと呼ぶところもあるらしい。
小さな休耕田だった田んぼに水を分けていただくために、10年程前から参加し始めた『泥上げ清掃作業』ではあるのだけれど、当初は十数名いたはずの参加者も離農が進み、今朝は6名での作業…ところがどっこい、内4名は立派な若手後継者が居るから、『根絶やし』になることはないだろうなどと感じている『おやじぃ』でありますよ。
はてさて、春の雪に怯んでいるのは『おやじぃ』だけ…『先手必勝』と雪に負けないように畑の残渣だけは先週の内に長男『ポン太郎君』に焼却してもらっている。「上手(うわて)は、少々遅れを取っても最後は勝つ!」と威勢だけは良いのだけれど、遅れを取ったまま、敢え無く敗れ去ったりしてねぇ…良いんです、こんな年は、夏場も何があるか分からない。そんな不安な春を迎えておりますけれどね。

コメント
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