峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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学校の暗部

2009年06月03日 | 学校教育
きょうの長崎新聞「19時間拘束し暴力・生徒の父、担任ら告訴」との見出しが目に留まった。

県内の私立中2年の男子生徒(13)が担任教諭と学年主任から「取調べ」と称し、約19時間拘束され、暴力をふるわれたとして、生徒の父親が県警に告訴状を提出したとある。
告訴状によると、同級生の持ち物を盗んだとして、寮内の一室で男子生徒を拘束し、暴力をふるい、盗んだことを認めさせる内容の署名を強要したという。
生徒は首に2週間の負傷、精神的ショックも大きいそうだ。

5月23日から24日にかけてとあるから、可哀想に夜を徹して自白を迫られたのだろう。まだ、年端【としは】もいかない13歳の子供を、大の大人2人が監禁して自白を強要し、暴力をふるい続けた。

それが学校の寮で、子供の安全を守る立場の教諭によって行われた。
昨年7月には担任に顔を殴られ、左耳の鼓膜が破れるという大怪我を負っていたともいう。

何があったとしても暴力はいけない。それに反対の立場をとる者は北朝鮮を非難する資格はない。
学校の教諭によって傷つけられた少年の胸の内を思うとあまりにも悲しい。

今回、保護者が告訴に踏み切ったことで事実が明るみ出たが、教師による生徒への暴力は相変わらず横行している。
黙っているのは、それを容認することと同じだ。それが暴力の再生産につながっている。
戦争と同様、体罰という暴力も許されるはずがない。
コメント
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