峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

善意の発露を求めて

2009年06月26日 | 町内会長
きょうは、町内会のご高齢者のための月に1度の「地域デイサービス」の日だった。
いつものように朝8時半に集会所を開け、準備を整えることからその日が始まった。

時計の針が9時を回る頃からボランティアのみなさんが集まって来られる。
田中さんが季節の花をたくさん抱えて見えた。田中さんは、毎回、ご自身で育てておられる花を惜しげもなく持参される。

木下さんからはたくさんのジャガイモとサヤエンドウをいただいた。木下さんご夫婦はお2人とも会社勤めのかたわら農作物を作り、町内2ヵ所のスーパーに出荷しておられる。その一部を時々、町内会の行事・活動にあわせて提供していただいている。

みなさんの善意が寄せられてこその自治活動だ。私の役割の1つは、そんなふうにみなさんの善意が発露しやすいような雰囲気・環境を醸【かも】し出すことだと心得ている。

昼食に、ボランティアのみなさんの心のこもったご馳走をいただいた後は、町の社会福祉協議会から出向いてこられたヘルパーさんの出番だ。お2人の進行で軽い運動をしたり、折り紙でアジサイを作ったりした後、カラオケタイムとなる。

私たちの町内会のご高齢者のみなさんは控え目で、1度マイクを握ったら離さないなどという方はいらっしゃらない。そんなわけで、勢い私にお鉢が回ってくる。

ヘルパーさんが何も言わず私にマイクを差し出すと、五木ひろしさんの「長良川艶歌」のイントロが流れ出してきた。
断っておくが、別に私がこの歌を好んで歌っているわけではない。ヘルパーさんの好みなのだろうが、この方は決まってこれを私に歌わせようとする。
それでも決して嫌いじゃないから、気持ちよく歌ってしまうのがいいのか悪いのか。

それでまた、この方は褒め上手なのである。私が歌い終わると、しきりに「上手~!」を連発し「佐々町中のデイサービスを回るけど、峰野さんの歌の上手さは1番か2番ね」と持ち上げる。もう、何度も聞いた。
ただ、佐々のデイサービスの中で、しかも1番じゃなく、1番か2番というのが微妙に引っかかる。

しかし、もう1曲歌ってというアンコールに、なんだかんだいってこちらも調子に乗り「じゃあ、『I love you』、尾崎豊の」な~んて、その気になっちゃったりして。
あ~ぁ、どうだろう、この軽薄さ。もう情けない。

そうやって、みなさんと午後3時近くまで楽しく過ごした。

後片付けして帰宅した後は、午後7時からの定例班長会に備え、レジュメ作りに励んだ。
ゆっくりする間もなく、すぐに午後7時だ。
塾生が来ているので班長会を早く終わらせたいのだが、なかなかそうもいかない。いろいろ語り合うべきことがある。
塾生には、8時頃まで自習をしておくよう教室に張り紙をしてきたが、結局、班長会を終えたのは8時半近くだった。

大急ぎで後片付けし、戸締りをし、下駄をカランコロン鳴らして我が家へと急いだ。
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