峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

人間を信じる

2009年06月19日 | 暮らし
いやぁ~、きょうも朝から太陽がかんかんと照りつける暑い1日だった。
昨夜から、居間も教室も冷房を入れている。どうやら空梅雨のようだ。
ところが昨日は、沖縄や関東地方は豪雨だったらしい。いったい、地球はどうなってしまってるんだろう。

作家・辺見庸さんが共同通信に寄稿している「水の透視画法」の今日付けの「虚空の予知夢」を読んだ。
そこには、人間が滅亡した後の心象風景が描かれてあった。夢の“根”は哲学者であり詩人の串田孫一さんだという。

辺見さんは串田さんと1度きり、会ったことがあるそうだ。その時、串田さんは「人間が全部滅亡してしまったあとの風景」を語ったそうだ。
串田さんは続けて「この数年、社会の流れが自分の中でよく整理ができなくなった。出来事もよく分からない。そこからくるあきらめのようなものが、人間滅亡後の風景を自分に組み立てさせているのではないだろうか」と語ったという。

それはそうだろう。もっともだ。
でも、あきらめてはならない。あきらめたならば終わりだ。私たちは、終わりにしてはいけない。
私は人間を信じたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする