やっと生活のリズムが整ってきたのに、今日は東京へ。膝の痛みが出ないように5000歩以上は歩かないようにエレベータを使ったりしている。多摩川を渡る頃夕日がきれいだった。そう、熊本空港はロマンチックだった。出発が飛行機が整備の関係で1時間近く遅れた。さすがに待ちくたびれた。やっと飛行機に乗り込むと地平線が赤く燃えるようだった。ああ、遅れていいこともある と思った。なんとも幻想的だ。窓側の隣の席が空いていたのでよく見ることができた。空席だといいなぁ と思ったが、「すみません」という声がした。がっかり、ではなくどきっ!50代くらいの素敵な紳士ではないか。ああ、岸恵子さんではないが、こういう巡り合わせもあるのかと密かにときめいた。
飛行機が離陸して5分くらい。隣の素敵な紳士は音楽を聞きながらお休みになった。よほどお疲れだったのか、紳士は変貌した。まぁ、そういうことね と自分を納得させた。ドリンクタイムまで彼の深い眠りは続いた。
今朝は、陽射しがいっぱいの食卓で、なんでもない日常のひとこまが一番大事なものに思えた。こうして日曜日でも遅いブランチを取れたりすることが幸せなんだなぁ と思う。だから、健康でのんびりできることに感謝しようと。ある日、こんな日常のひとこまを奪われたら・・・・。ほかのことはどうでもいいから、健康でのんびりであってほしいと思うだろう。
わりなきこひは飛行機の中であっという間に消えたが、なんでもない日常のひとこまは消えように大事にしたい。