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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

炉開き

2018-11-07 19:45:54 | 日記

秋が深まり行く感じだ。陽射しが部屋の深いところまで差し込んでくる。ああ、冬がやってくるのだなぁ と思う。陽だまりの中で、のんびりしている。コーヒーを入れましょうか?と独り言。最近は香りがよくて、あまり苦味や酸味のない豆を選んでいる。コーヒーの香りを楽しみながら、ゆっくりといれていく。インスタントコーヒーでは味わえない時間だ。貧しい我が家のお金では買えない時間だ。

今日はお茶のお稽古の日。塾に行きたくない子供のように、行くまでは気持ちが重い。それでも、やらなくてはならないことを済ませて午後からは少し炉のお手前の復習をする。おそらく今日は炉開きだろう。きものも着ていきたいが、まだ膝が心配で着て行かれない。ともかく、膝の痛みが出なくなるまでは、無理をしないことにした。無理が一番身体に悪いし、無理がきく年齢ではないことを思い知ったからだろう。自分も辛いし、聞く人も辛いと思う。

先生のお宅のドアを開けると、炭の香りがする。なんとなく水蒸気がいっぱいという感じだ。炉開きで、先生がそれにふさわしいようなお菓子を準備してくださった。お庭の柚子、栗きんとん、とろけるような柿のお菓子。お道具も秋らしいものが出ていた。お茶の世界は、完全には好きになれない部分もある。いまからでは、お道具をそろえるのもお免状をとっていくのも難しい。でも、この心遣いの世界を味わいたいとは思う。

お免状よりも人の心に安らぎを届けられるお手前をできるようになりたい。

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