新年のごミサが雪のため中止になった。2階の部屋で、雪の降るのを見ながら、のんびりと元旦の朝食になった。こんな元旦があるのだなぁ。今日はないもしない日。ドラマを2本見た。「夢千代日記」のラストで「道ずれ、肩を寄せ合って生きる」という言葉があった。このコロナ時代はこんな言葉が勇気になる。
夜になって、恒例のウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴いている。観たいようなTV番組のないので、この豪華なコンサートはお正月気分になる。
ふと感じたことは、今ある幸せ感は、もっと前に逢って、ともに人生を歩んでいたらここにたどり着けたようなものではないだろうか。ある日突然のしあわせではなく、何かの延長線上にある幸せのような気がする。(うまく表現できずすみません)
なぜ、私はそこへ戻ったのだろう。一度、離れて行ってしまったのに。そういう人生のからくりなのだろうか。その時、私は何も考えなかった。戻った理由も言わなかった。ただ感情だけをぶつけた。
ウィーンフィルのワルツに雪が屋根から落ちる音が妙な和音になる。こたつはあたたかく、お正月らしい。今がしあわせなら、オセロの白と黒のチップが全部入れ替わるようになることもある。