雪は降っていたが、寒さは緩んだ。3度くらいの差でも体感温度がだいぶ違う。寒い時期はあたたかいものが欲しくなるので、お正月にあまり食べられなかったお雑煮とお汁粉にすることにした。そして100円で一袋買ってきたゆずでジャムを作ろう。祖母が昔、野菜の皮むきを茶の間でしていた。台所ではたくさんの野菜を剥いたりするのが寒かったのだろうなぁ。たくさん着込んで台所に立った。
寒い日は家ですることも増えて、籠りがちだ。平和でいいが、また別のストレスがたまるようだ。手芸屋さんでやっている編み物の教室にでも行くことした。毛糸屋さんに行った帰りに買い物をして帰るとちょうど8000歩は歩ける。その帰り道、すれ違った男の人が煙草に匂いがした。何か、妙に煙草の匂いが懐かしかった。昔は、煙草を外で吸っている人も多かった。禁煙などという場所はなかった気がする。会社でもOKで、掃除で灰皿の吸い殻を集めた気がする。匂いで煙草の名前がわかったこともあった。
そういえば、匂いで思い出したが「香水」という歌が流行っている。おばあさんには今の香水の香りだな と思う。「LINE」という言葉でそう思う。別れたら簡単に連絡なんて取れなかった。電話か(固定電話)手紙だろう。別れて3年たってあったらどうなのかな?思いを残して別れたら・・・。化粧が変わっていて、でも昔と同じ香水の香りだったら・・・。
やっぱり引き受けちゃう男がいるのだろうな。「こいつこれからどこへ行く気なんだ・・・?」なんて思ってね。戻ってきた!・・・。香水の匂いだけ持って、裸で飛びこんできたような気がしたのだろう。昔の「香水」はそんな感じだ。