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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

覚えていたのはフレンチローストの味だけ

2021-12-26 16:35:45 | 日記

『目覚めた時には いつでも晴れて・・・」ではなくて、カーテンを開けると、そこは白銀の世界だ。雪になるとは予報で聞いていたが、こんなに早く雪が降り出すとは。室温は5度だった。すでに20センチは積もっているだろうか。暖のある所には全部スイッチを入れた。

この地に越すときに散々、「寒いですよ。雪が深いから」とか「風が冷たくて寒いですよ」と言われた。寒さには強かったので、長浜行を止める理由にはならなかった。暖房を入れて、重ね着をすればいいだけだと思った。

夕方になると、窓から見える景色の空と雪の境がよくわからなくなった。あれはクリスマスイヴの日だった。教会の近くのレトロな喫茶店で(まさに喫茶店)久しぶりにウインナーコーを頼んだ。そう、喫茶店だからちゃんと炒れてくれるだろうと。マスターは豆を挽いていつものようにサイホンで炒れてくれて、おいしそうに生クリームをのせてくれた。あれ?いつものコーヒーとは違う豆だ。そうか、ちゃんと豆も選んでいるんだ。

この味は?・・・。もしかしたら、フレンチローストだ。毎朝のように飲んでいたコーヒーの味だ。会計の時に、マスターに、ちゃんと豆を替えていることそして、それの豆がフレンチローストではないかと尋ねた。答えはイエスだった。

元夫が毎朝入れてくれたコーヒーがフレンチローストだった。濃くて苦いので最近は口にしないが、味は覚えていた。懐かしいのはその味だった。悲しいかな?それだけだ。そして、自分の味覚の確かさを密かに自画自賛するだけ

だった。

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