年末恒例のイベント、お正月の料理の発送が終わった。毎年、親友にお雑煮の材料とおせちを送っている。そこへ今年はおじちゃんが加わった。我が家はお正月気分ではないので、比較的に普通のお料理にした。それでも3軒分、昨夜と今日の午前中かかった。うまくできたのは、煮豚とだしたまごだった。そして、2時半には郵便局へ持って行って、3時5分からのNHKの前回の朝ドラ「おかえりモネ」の総集編に備えた。笑。
やはり、よく見ていないとわからなくなる丁寧な心理描写だった。ストーリがわかっていても、泣けるシーンがある。東日本大震災(2011年3月11日)で最愛の妻を亡くした浅野忠信が演じる信二さんが、妻の死を受け入れられずにいる。ずっと定職にもつけず酒を飲む日々だった。死亡届に判を押すことができない。息子が遭難しそうになった時に、なんとか息子を連れていかないでくれと亡き妻に祈る。その時に、妻はこちら側の人ではないとわかった。その死亡届が出せれば、保証金や保険金が入る。それを息子の新しい船の資金にしたいという思いだ。その死亡届に判を押すシーンは泣けた。
最愛の妻を亡くすという悲しみ(そんな言葉でいいのか)はどんなにつらいことか。何かで埋められるものではない。そして、時が解決してくれるものではない。重くて、深くて、当事者でないとわからない。
亡き妻のこと以外はみな偽物なのだろう。その気持ちが「わかる」なんて、なんと傲慢なことだろうか。
それでもストリーに小さな灯りがあるとすれば「あなたの気持ちはわからないけれど、わかろうと思います」という言葉だった。
今日は料理作りで満腹。そして、胸もいっぱいだ。でも、たくましく生きていこうね。
