寒い神奈川から寒いはずの長浜に戻った。雨だがこちらのほうが暖かい。2日間留守にしたが、メダカは無事だった。駅から5分もかからないこじんまりしたきれいなホテルに宿泊していた。設計の段階からよく考えられたホテルだった。ちょっとした小物もビジネスホテルにしてはワンランク上のものを使っていた。これって大事なことだなぁと思った。やはり部屋は暖かい。マンション住まいのほうが確かに高齢者には過ごしやすい。今の暮らしに少し迷いがでる。
昨夜はNHKのプロフェッショナルで田中将大を見ていた。日本に戻ってからの日々の記録と過去の栄光だ。「マーくん、神の子、不思議な子」と野村監督は言ったが、「努力の子」だ。その努力が2011年の東日本地震の被害に遭われた人たちにどれだけ勇気と希望を与えたことだろうか。見ていいて目頭が熱くなった。「人のため」の戦いの勝利だから、胸を打つものが大きい。自宅を離れて（現実を離れて）一人ホテルで見るTVは感動がそのまま出てくる。
白木の床や家具、真っ白なロールカーテン、照明も落ち着いている。そんなホテルの清潔な空気の中で心も清められる気がした。人生の仕上げに入った。何かできるわけでもないけれど、最期まで神の道を歩んで人のためにできることをしていこうと思えた。
