師走の声を聞くと、急に車の走るスピードが速くなった気がする。そして寒い。温かくしていても血圧が上がる気がする。挨拶は「急に寒くなりましたね」になる。あたたかそうなルームウエアが売っていた。買おうかな。
先日のS氏の追悼の旅でも私は「何もできなくてせめて・・・」と言ってしまう。ほかのことでも「何もできなくて」が私を苦しめる。何もできないのにいていいのだろうかと。そんな風に思うようになったのはいつごろからなのだろうか。子供の頃はよくは覚えていないが、体の弱い弟の代わりにしっかりしないとならなかった。そんなことが積み重なって、自分の力以上に頑張ったような気もする。十分できないと「何もできない自分」になってしまう。それがくせになったのかもしれない。
あさドラの母と子が二人で頑張って生きている姿を見ると、子供はそれだけで(その存在だけで)充分なのだと思う。生意気を言っても、やはり子供はかわいいし、頑張ろうと思える。窓際で日向ぼってこしているだけのお年寄りもそれだけで存在価値があるという。人は生まれ落ちたそれだけでそれぞれの存在価値を持って来ているという。そんな話を思い出した。
何かしなくてはならない病。だからできないと何もできない私病。まだその域を抜け出すことができない。「条件付き」で育ったからだろうか・・・。今日はそんなことを考えながら、頑張って仕事をしてしまった。