雨の町を歩きます。古い町の佇まいは雨の方が似合う気がします。商店街も火曜日のお休みが多く静かです。そうか、人も、雨の方がその人の好さが出ることもあるのかもしれないなぁなどと思いながら、強い雨用に大きな傘で歩いています。力がなくなったので、傘が重く感じます。右手はともかく、左手は上手く持てません・・・。筋トレをしないと。
昨日、大家さんの家の犬のペニーに久しぶりに会いました。買い物に出るときに庭にいて吠えていたので、吠えられたらいやだなぁと思うと、しっぽをふっていました。ああ、覚えたいたのかな・・・。買い物を終えて帰ってくると、大家さんが散歩をさせていました。ちょうど、家の手前でした。挨拶をしているとペニーはこちらに来たそうでした。ああ、やはり覚えていたんだ・・・。なんでわるのだろうか・・・。すれ違ってからも、ペニーは振返っていました。
そんなことが妙にうれしいのです。誰かが覚えてくれていた、誰かが待っていてくれた、そんなことが若いころよりもとてもうれしいのです。これから先はもっとそうなるのでしょうね。でも、そのうち誰かもわからなくなって、「ああ、茂雄さんですか?」なんて聡さんに言ったりして。ボケるほうがさびしくないなどと言いますが、感情はちゃんと残るようです。
ひとりひとりのそんな気持ちをいつまで受け止めていけるのでしょうか。