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器にでも人生をイメージして生きる

2022-07-07 19:06:23 | 日記

6時半を過ぎると暑さが少し和らぎます。屋根に座布団などを干しておいたのを忘れて慌てて取り込みました。2階の屋根からは空がよく見えます。夕焼けとさわやかな風です。子供のように屋根に上ると嬉しくなります。お山の大将のように威張っています。

昨日は陶芸教室でした。五角形のお皿の仕上げですが、なかなかうまくいきませんでした。イメージと違うと思うのですが、どうずれているのか・・・。「もうこれでいいです。次のまた同じものをやってみます」と帰って来ました。(先生は何か言いたそうでしたが)

「皿」にしては深く、「鉢」にしては浅い。あの器に何を盛り付けようか・・・。そうだ!私はそのイメージがなかったのだ!だから、作っているうちに思いが変わってお皿の形も変わっていく。あのお皿に前菜のようなものを乗せるとしたら、そしたらどんな食卓にしたらいいのだろうか・・・。ほかの器は?どんな料理を?それに、だれと食べるの?

それは人生でも同じかな?私はその先に見えるものをイメージしていませんでした。(前にも書きましたが)誰かに恋をして、一緒に暮らしたいと思って、この人を幸せにしようとそのイメージを膨らませていきます。相手にもその気持ちがあれば、イメージを二人で膨らませていけばいいのでしょう。私は、ただ目の前のお皿に何かをのせることだけを考え、うまくいかないとすぐ諦めました。

こういう暮らしがしたい、こんな風に二人で歩いていきたい、そのイメージは大事な気がします。もちろん、先のことはわかりませんが、こういう世界の中にいたいと思って生きることは大事な気がしています。

「この器の先に何が見えますか?」先生は前にそう質問されました。たかが器されど器、毎日作る料理と器の先にどんな人生をイメージしますか?

二人で歩く景色が見えてきました。

2016年平塚の七夕の写真です。

コメント
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