夕方、買い物に出ると空に穴が開いているような空間がありました。もう6時を過ぎているので、田舎の空は暗くその空間が破れたようでした。
空に星があるように 浜辺に砂があるように
僕の心にたった一つの 小さな夢がありました
好きだった荒木一郎の「空に星があるように」です。たった一つの夢ではないですが、2年かけて結んできた子供たちとの小さな夢がありました。それが全く違う方向に飛んで行ってしまいました。強くなった私ですが、さすがに今日は何もやりたくな状態でした。
夕食も作りたくなく、どこかの家のようにセブンのもので済ませることにしました。その買い物の時に見たのが、破れた空の空間でした。あんなに大きな破れではないけれど・・・。
自分が大事にしてきた夢が破られる悲しみを思い出しました。塾で子供たちのためにと大事にしてきた教室が元夫と彼女によって汚された気がした時でした。(そんなことを思い出してはいけないですね)
買い物から帰ると、ピポンとチャイムが鳴り、近所のお友達がピザを持ってきてくれました。うちがグラタンを食べるのがわかっていたかのように。まん丸い眼鏡をかけた、まん丸い顔の彼女を見て、穴がふさがったかんじでした。この人のようになりたいなぁ。「明日から少し休んだら」と彼女。
少し難しい原稿を書くので、明日届く難しい本を読まなくてはなりません。ちょうどいいかもしれません。また、子供たちのための小さな夢を見つけてみます。
もうすぐ桜の季節の感じですね。