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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

おかえりなさい が欲しい

2024-02-28 21:48:25 | 日記

二重サッシの窓。密封された空間に近い部屋で23℃くらいで過ごしていました。ワンルームのような室内で歳をとったらこの広さで十分と思いました。2泊目のホテルは、繁華街にある小さなメルヘンチックなホテルです。部屋数が少なく人気のためになかなか予約がとれません。玄関の開けると、老夫婦のどちらかが出迎えてくれます。「こんばんは」と言って、下駄箱に靴を入れると(番号があるので番号を聞いてから)スリッパを出してくれます。この下駄箱に入れるところが、下宿に帰ってきた感じなのです。鍵も昔ながらの鍵です。階段の踊り場には花とかわいいお人形などがおかれています。部屋には、普通の家庭の家具がおかれています。ケトルにもお水が入っていて、「おかえりなさい」という感じです。明るい壁紙なので、気持ちが和みます。

このホテルは、簡単な朝食を準備してあります、とHPにありますが、これが全部、旅館をしていたという奥さまの手料理です。簡単どころかしっかりのです。ぜいたくな食器もうれしいです。少し足がお悪いのか軽くびっこをひかれていますが、こまめに動いてくださいます。ビジネスホテルなのに、温かい朝食が食べられるのがなによりです。たまに実家に帰ると、母がこんな風にしてくれたなぁ・・・。

今回は朝もゆっくりできたので、うれしかったです。帰るときに、奥さまとお話ができました。そして、「また来ま~す」と出かけるのでした。「いってらっしゃい」という声に送られて。

帰宅するといつも、まずめだかの安否確認をして(笑)、えさをやって、それから仏壇に向かって、「おばあちゃん、ただいま」です。子供のころから、そうでしたから。「ただいま」も「おかえり」もない生活になってずいぶん経ちます。23度を超えた部屋から帰宅して、8度くらいの冷え切った室内を暖めます。そして、お茶を飲むのがいつものコース。外ではなかなかおいしいお茶が飲めません。「お~い、お茶」役はいないでしょうか。お帰りなさいロボットでも買って、ここまでしてもらえるといいのになぁと思う取材帰りです。

コメント
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