連日中東からは殺伐としたニュースが届く。ISISを非難することは簡単だが、その台頭のもとはイラク戦争にあり、さらにはアラブ諸国、イスラエル、欧米、ロシア、さらには宗派、民族などいろいろなものが絡んでいて単純な問題ではなさそうだ。いったい誰がどのように解決できるのやら。
人の命は重いといわれるけれど、たまたま生まれた場所によって驚くほど軽い命しか与えられない不運。これまでにいったいどれくらいの兵士、民間人の命が失われてきたのだろうか。
などと私が家で悩んでいてもしかたないので今日も出かける。久しぶりに兵庫県立美術館に行き公開中のスイスの画家フェルディナント・ホドラー展を観る。今回初めて聞く名前だが、スイスの山の絵なども描いているということなのでちょっと観てみたかった
この絵は淡い色調だが、ユングフラウを描いたものは力強く、どちらも魅力的だった。思ったより山の絵が少ないのが残念だったが、人物を描いた大作は色遣いがきれいで見応えがあった。自分の愛人の遺体を描いているのには少しドッキリしたが、これも画家の業だろうか。
近くの住宅街にできていたこれはなんだ?