のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

昔々のお話

2007年09月15日 23時44分42秒 | 日常生活
昨日は高校時代の大先輩、げんすいさんが
福岡に戻ってきたため、一緒にお食事。
再会を喜びながら、お店に向かい、まずは命の水を頼んだところで
げんすい先輩がのりぞうをまじまじと見つめておっしゃいました。

「のりぞう。お前、ふけたね。。。。」


・・・・ふぅ。
先輩、お言葉ですが、ワタクシたちが出会って
もう何年経つと思うんですか?
13年ですよ?!
ひとまわり以上ですよ?!
老けないわけ、ないじゃないですか!

・・・そもそも、再会して落ち着いての一言目がそれですか?
思わず、さめざめと泣いちゃいそうですわ。

まあね。
こういう扱いをされたほうが安心して甘えられるっちゅーもんです。
思う存分、甘えて近況報告をしたり
人生について相談したりしてきました。
相談に対する回答が妙に具体的、かつ妄想暴走気味だったのも
先輩らしくて安心しましたし、心から笑えました。
三段論法もびっくりのアドバイスでしたが
覚悟さえ決めればすぐにでもできるぐらい具体的なものだったため
気分がのったり自暴自棄な気分に襲われたりしたら
試してみようと思います。

帰り間際に
「どうしよう。明日、ブログを見てもさ
 俺のことなんか一言も書かれてなかったらへこむわー。
 この出会いをなかったことにされてたりして。
 へ?そんな人と会ったっけ?てな感じにされてたりして。」
と、心配する先輩。

・・・・そんな心配をされるとは。
そもそも話題に上って本当に嬉しいのか、そこも微妙な気がしますが。
そして、そんなふうに言われてしまうと、こうやって書いても
「先輩が言ったから書いた」みたいな雰囲気漂ってしまう気もするのですが。
なんだか妙に書きづらくなるのですが。

ご安心ください。
13年前と変わらず、強烈で個性的なせんぱいとの4時間の再会は
書きたいと思うことがたくさん発生したオモシロイ再会でした。

ただ。
話した内容も、教えてくれた内容も、
親身になってしてくださったアドバイスも
すべてイニシャルトークすらできないような内容なんだってば!
書きたいけど、書けなーい!!
気分はまさに王様御用達の床屋です。




王様の耳はぁ!!ロバの耳ー!!


ふぅ。すっきり。
また戻って来てください。
次は大橋で飲みましょう。

図書館の神様/瀬尾まいこ

2007年09月15日 23時04分33秒 | 読書歴
■図書館の神様/瀬尾まいこ
■ストーリ
 思い描いていた未来をあきらめて国語教師として赴任した高校で、
 文芸部の顧問になった清。文芸部の活動の一環として、たった
 ひとりの部員、垣内君と共に放課後を図書館で過ごす。
 どこからでも海の見える明るい町で、傷ついた心を回復していく
 再生の物語。

■感想 ☆☆
 後ろ暗いところなどなく、清く正しく正々堂々と生き、バレー部の
 キャプテンとして部活に打ち込んでいた清。まるで一昔前のスポコン
 漫画の主人公のようなひたむきさと正さでバレーに情熱を注ぎ
 情熱ゆえに妥協を許さない。自分にも他人にも厳しい彼女は
 「正しさ」とか「熱血」とか「情熱」とかの刃で人を傷つけてしまい
 その反動で、何に対しても情熱をもたず、ゆるくいい加減に
 何に打ち込むこともなく暮らす。恋愛においてさえ、正面から人と
 ぶつかることを避け、まっすぐ向かい合う必要のない人、
 奥さんのいる人を選び、自分の寂しさを受け止めてもらい、一緒に
 いてくれるだけの関係を望む。
 全てが元々持っていた性質の反動であり、だからこそ、現在の
 ぬるい環境とぬるい自分に疑問を抱き続けている清。

 うがちすぎかもしれないが、私はそこに、癒しが求められ、
 情熱が厭われている現代への疑問が込められているように感じた。
 「がむしゃらにならないこと」「自分の身の丈で生きること」
 「無理をしないこと」これらは確かに楽チンだし、耳障りのよい
 受け入れやすい考え方だ。
 けれども、楽チンだから幸せ、というわけではない。
 無理をせず、ありがままの自分で生きることは、現在の自分の力の
 8割で生きること、というわけでもない。熱くならずに穏やかに
 ただ笑って生きていくことをさすわけでもない。
 ありがままの自分で100%頑張ることが大前提なのだと思う。
 200%、300%頑張る必要はない。周囲と自分をあわせる必要もない。
 けれども100%の力は出す。今できることを一生懸命頑張る。
 そのためには、今、しなければいけないことを楽しんだり
 好きになったりする必要があるのだと思う。
 そして、100%頑張っていれば誰だって、ただ笑うだけでは
 過ごせないのだと思う。分かってもらおうとあがいたり、
 分かってもらえなくて悔しがったり怒ったり、そういったことを
 乗り越えて、達成して、ようやく幸せが来るのだと思う。

 清にとって、その最初の一歩が自分なりの国語の授業だったのだ。
 自分が楽しいと思える授業をすること。好きな作品を生徒に届く言葉で
 伝えること。好きになること、一生懸命になることを恐れていた
 清が授業に打ち込めたときの小さな小さな清々しさがほほえましかった。

 図書館に神様はいない。
 図書館にいるのは、文芸部の学生ひとりのみ。
 その学生も清と積極的に関わるわけではない。同じ空間にいながら
 個別の空間をもつふたり。そこで清は、長年、目をそらしていた自分自身と
 ようやく向き合うことができたのだと思う。本というフィルターを通して。

 図書館に神様はいない。
 けれど、図書館にはいろんな世界の、いろんな時代の、いろんな考え方の
 人が待っている。彼らを通して、私たちは新たな世界に出会える。
 同時に、彼らをとおして、私たちは自分自身も見つめなおすことが
 できるのだと思う。

温室デイズ/瀬尾まいこ

2007年09月15日 23時03分45秒 | 読書歴
■温室デイズ/瀬尾まいこ
■ストーリ
 トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。これらの始まりの
 合図に教師たちはまだ気づかない。私たちの学校は崩壊しつつある。
 私に何か出来るのだろうか。

■感想 ☆☆
 以前から読みたいと思っていた瀬尾作品を図書館で見つけて
 手を伸ばした。読んだことはないのに、私の中では「ほのぼのとして
 ちょっぴりぬるい作品」というイメージが強い。

 けれど、読み進めるうちに印象がどんどん変わっていく。
 確かに文章は平易で、どこかあたたかみを感じさせる文体だ。
 しかし、壊れていく学校、友人関係の描写は情け容赦ない。
 まったく遠慮がない。

 父子家庭で育ち、不器用で、まっすぐで正義感の強いみちる。
 裕福な家庭で美人に生まれつき、確固とした自分を持ち続ける優子。
 物語はこのふたりの視点で交互に語られる。お互いにお互いを「強い」と
 認め合いながらも、みちるはその強さゆえにクラスになじめず、
 いじめに遭い、優子はその強さゆえにいじめに加担できず、教室以外の
 場所に自分を求め始める。
 教室(学校)が世界のほとんどを占めてしまう学生時代の閉鎖した空気。
 そこに息苦しさを感じ、「ここが世界の全てではない」と大きな視点で
 世界を捉える優子には憧れと共感を覚える。その一方で、ここで負けて
 たまるもんかと肩肘はるみちるの様子にも憧れと畏怖の念を抱く。
 今、ここでできることをコツコツと続けることは一番難しいと思うから。
 でも、みちるは特別な女の子というわけではなく、ここで頑張ってしまうのも
 家庭の事情として「逃げるだけの経済力がないから」。
 特別な女の子というわけではないので、学校で生きていくこと、
 逃げないことを選択しても、クラスが劇的にかわっていくわけではない。
 感動的なストーリーが待っているわけでもない。

 ただほんの少し。ほんの少しだけ変わりそうな気配を残して
 物語は終盤を迎える。
 読み終えて、今の日本は、どの年代の人にとっても
 生きにくい世の中なのかな、そうなんだろうなとしみじみと思った
 何かが変。どこかが変。
 このお話は決して、大袈裟な話でも遠い国の話でもなく
 今、私たちの身近なところで起こっている物語なのだと思う。

ホタルノヒカリ

2007年09月15日 02時50分54秒 | テレビ鑑賞
■ホタルノヒカリ
■のりぞう的2007年夏クール1位
■水曜夜22時放送
■出演:綾瀬はるか、藤木直人、国仲涼子、武田真治
    加藤和樹、板谷由夏、安田顕、浅見れいな
■ストーリ
 職場では普通のOLらしさを装っているが、合コン、デートに
 いそしむ周囲を横目に毎日直帰、ひとり手酌で酒を飲むのが
 好きな24歳・雨宮蛍(綾瀬はるか)。5年も恋愛から遠ざかっていた
 蛍が、ひょんなことから上司の男性(藤木直人)と同居することになり
 さらに年下のデザイナー(加藤和樹)と恋愛関係に。久しぶりの恋と
 あってなかなか順調に事が進まないが、部長も応援してくれて・・・。

■感想
 ドラマの役柄に大きく影響を受けてしまうワタクシは
 正直なところ、綾瀬さんも藤木さんも苦手です。
 正しくは、苦手でした。
 シリアスな恋愛モノよりは軽いコメディのほうが好きなので
 綾瀬さんが出演して注目を浴びたドラマはどれも苦手で苦手で。
 最後まで楽しく見た作品はタブンないと思うのです。
 「世界の中心で愛を叫ぶ」は最後まで見て、ちょっぴりうるっと
 きたものの、何が何でも絶対に見るぞ!再放送が楽しみ!
 というほどではなかったし。
 藤木さんに至っては、最初から最後まで見続けられたドラマが
 ひとつもありません。なんというか、演技力が・・とか言うより前に
 最初の設定で、そこはかとなく低視聴率の匂い漂う作品に
 出演されることが多かったような気がするのです。
 ま、ただ単にワタクシの好みとあってないだけ、なんですけどね。

 そんな苦手コンビもこの作品で一気に好きになりました。
 始まるまでは「ホタルは若すぎるし、小奇麗だし、
 高野部長も若いし、渋みがないし、ミスキャストでは?」
 と疑問視していたのですが、むしろ原作漫画より好きかもしれません。

 ホタルもぶちょおもとにかくキュート!!!
 ジャージにちょんまげ姿で生き生きとだらだらしたり、尻をかいたり、
 どじょうすくいを踊ったり、綾瀬さんのかわいらしさ炸裂。
 これだけやって、魅力的に見えてしまうってすごい。
 ホタルがビールを飲んだ後に「ぷはぁっ!」と言うときの
 気持ち良さそうな様子とか、ぶちょおとじゃれあいながら
 力いっぱい「はぁっ?はぁっ?!はぁーん?」とガンつける様子とか
 もう大好きで大好きで大好きで。
 仕事場で精一杯頑張ってるからこそ、自宅でくつろぐ姿も
 全然、嫌ではなかったし、ぶちょおの前でリラックスして
 じゃれついている姿がかわいらしく見えました。

 ぶちょおも会社では物分りの良い上司、頼れる上司なのに
 ホタルと家で過ごすときは「俺様爆発」で、割と言うこときつくて
 何気に「自分大好き」で、オトナの男と無縁の子供っぽさで
 でも、やはりここ一番というときにホタルの背中をそっと押して
 あげるあたり、喝采挙げたくなるほど、いい男でした。
 これまた、ホタルの前だとリラックスして
 「おならぷぅっだ!」とか「はーん?」とか「いやもん」とか
 オトナの男性としてあるまじき捨て台詞を吐くのですが
 いい男の子供っぽさって、かわいいんだな、と認識を新たにしました。

 終盤までふたりの間に恋愛感情は一切感じられず
 どちらかといえば、家族愛的なつながりのように思えたのですが
 「家族」のようにくつろぐには、やはりその根底には男女間の愛情も
 必要なのかな、と納得できる話の流れでした。
 ふたりがふたりでいるときがとにかく自然でお似合いで
 見ているだけで幸せ気分になれました。
 しばらくはこのドラマを越えるお気に入り作品なんて見つけられないかも。

春のワルツ

2007年09月15日 02時20分41秒 | テレビ鑑賞
■春のワルツ
■ストーリ
 男性ピアニストとして活躍するユン・ジェハ(ソ・ドヨン)と
 クリスタルデザインコンテストに優勝し副賞でもらったチケットで
 オーストリア旅行をしていたパク・ウニョン(ハン・ヒョジュ)は
 電車の席が隣り合い、出会った。ジェハは、かつて結婚の約束を
 したこともある幼馴染のソン・イナ(イ・ソヨン)のオファーで
 韓国に戻り、CDアルバムを製作することになる。
 一方、ユン・ジェハの友人、フィリップ(ダニエル・ヘニー)も
 オーストリアでパク・ウニョンに出会い、好意を持つ。
 韓国で再会した4名で繰り広げられるラブストーリ。

■感想 ☆☆☆
 ほほほ。週に何本、ドラマを見てるの?!という感じですが。
 韓国ドラマです。韓国ドラマのテイストたっぷりで、やや食傷気味の
 雰囲気の作品です。
 正直、おもしろいのかと問われるとお勧めはしません。
 でも、いかにも韓国ドラマなので、好きな人は好きなのかも。
 私はこのドラマの見所でもある4人の間で繰り広げられる恋模様と
 どろどろに途中でちょっぴり疲れました。
 誰がどう意地を張ってて、過去にどんな問題があって
 誰が誰を許せないのかがこんがらがってしまって。
 なんで、主役のふたりは思いあってるのに一緒になれないんだっけ?
 と過去を思い返すこと、しばしば。

 それでも見続けたのは、ひとえにヒロインが好みの顔だったからです。
 はかなげで女の子チックでかわいらしい顔です。
 やわらかい雰囲気の顔がとにかく好みなのです。
 吹き替えの少し鼻にかかった声も大好きでした。

 そして、なんだかよくわからないこのドラマのファッションセンス。
 春だからでしょうか。主役のふたりがものすごく奇抜なパステルカラーの
 洋服をわんさか着ていて、衣装に大注目でした。
 パステル風味の黄緑のカーディガンも真っ青なセーターも
 黄色いワンピースも鮮やかなオレンジのPコートも
 このドラマ以外では、あまり見かけない気がします。
 似合ってるんだけど、似合ってるんだけど
 普段の生活で着たら確実に浮くよね?というようなふたりの洋服が
 毎回の楽しみでした。

 ドラマの内容自体はハッピーエンドで終わったので満足です。

探偵学園Q

2007年09月15日 02時07分19秒 | テレビ鑑賞
■探偵学園Q
■のりぞう的2007年夏クール4位
■火曜夜22時放送
■出演:神木隆之介、志田未来、山田涼介、要潤、若葉克実
    陣内孝則、山田太郎、奥貫薫、鈴木一真、星野源
■ストーリ
 伝説の名探偵が創設した探偵学園のエリートが集まる「Qクラス」を
 舞台に、鋭い観察力とヒラメキが武器のキュウ(神木さん)や、
 瞬間記憶能力を持つメグ(志田さん)、天才的な頭脳を持ちながら
 他人を全く信じないリュウ(山田さん)らが、謎の組織「冥王星」が
 仕掛ける凶悪事件に挑む。

■感想
 ほほ。この作品にまで手をだすんかい!という感じですが
 何も考えずに掃除したりアイロンかけたりしながら見るのに
 ちょうどよい感じにゆるくて見やすくてお手ごろだったんです。
 1話、もしくは2話で解決していく安心感も大好きです。
 子供版「水戸黄門」という感じでしょうか?
 まあ、ぶっちゃけて言うと、志田未来ちゃん目当てです。
 黒目がおっきくてかわいい!毎回毎回のコスプレも好きでした。
 そして、そんな志田未来ちゃん演じるメグにぞっこんの刑事さん役
 星野源さんも大好きでした。毎回、毎回、1、2シーンぐらいしか
 出てませんでしたけど。どうも、星野さんの演技が好きみたいで
 彼が演じている役は今のところ、どれも好きです。

 話はまあなんてことないし、心に残るかといわれれば
 うーん・・・という感じなのですが、見てて疲れないので、
 第二弾があったらおそらく見ちゃうと思います。

 あ!奥貫さんの変わらぬ美しさにも毎回、毎回見とれてました。
 憧れです。