定時直後、のりぞうに向かって、部長がすまなさそうにおっしゃいました。
「すみません。今日は懇親会があるんで帰ります。
いいですか?」
いいですよ、いいですよ。だって、もう定時ですもの。
帰っちゃってください。懇親会、行っちゃってください。
楽しんじゃってください。・・・・何の懇親会なんですか?
「・・・ちょっと言えないんですよ。」
と、照れ笑いする部長。
「ていうか、言いたくないんですよ。」
と、更に照れ笑いする部長。
「・・・いえ!!全然っ!怪しくないんですよ?!
ちょっとした懇親会なんですよ?マジメな懇親会ですよ?!」
と、慌てる部長。
・・・・口を挟む隙がありませんがな。
そもそも、そこまで話を深彫りするつもりはありませんでしたがな。
「ちょっとしたプライベートの集まりですよ。」というふうに
軽ーく受け流してくだされば、そこで会話終了してましたがな。
妙に焦ると、こちらの想像力かきたてられますがな。
なんせ、妄想力だけは異様に発達しておりますんで。
いや、あまりに慌てふためく部長がかわいらしくて
こんなふうに突込むことすらできなかったんですけどね。
部長は大変、正直者です。
そして、青二才の部下が言うのもなんですが、
大変、カワイラシイ方です。
「すみません。今日は懇親会があるんで帰ります。
いいですか?」
いいですよ、いいですよ。だって、もう定時ですもの。
帰っちゃってください。懇親会、行っちゃってください。
楽しんじゃってください。・・・・何の懇親会なんですか?
「・・・ちょっと言えないんですよ。」
と、照れ笑いする部長。
「ていうか、言いたくないんですよ。」
と、更に照れ笑いする部長。
「・・・いえ!!全然っ!怪しくないんですよ?!
ちょっとした懇親会なんですよ?マジメな懇親会ですよ?!」
と、慌てる部長。
・・・・口を挟む隙がありませんがな。
そもそも、そこまで話を深彫りするつもりはありませんでしたがな。
「ちょっとしたプライベートの集まりですよ。」というふうに
軽ーく受け流してくだされば、そこで会話終了してましたがな。
妙に焦ると、こちらの想像力かきたてられますがな。
なんせ、妄想力だけは異様に発達しておりますんで。
いや、あまりに慌てふためく部長がかわいらしくて
こんなふうに突込むことすらできなかったんですけどね。
部長は大変、正直者です。
そして、青二才の部下が言うのもなんですが、
大変、カワイラシイ方です。