のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ミス・ポター/2007年米国

2007年10月06日 23時04分36秒 | 映画鑑賞
■ミス・ポター
■ストーリ
 ヴィクトリア朝の封建的な空気が残る1902年のロンドン。
 上流階級の家庭に育ったビアトリクス(レニー・ゼルウィガー)は、
 子供の頃からの夢であった絵本を出版しようとしていていた。
 主人公は、青い上着を着た愛らしいうさぎ、ピーター。
 新人編集者、ノーマン(ユアン・マクレガー)はビアトリクスの絵に
 魅了され、二人で制作した絵本はたちまちイギリス中に知られる
 ようになった。いつしか愛し合うようになる二人だったが、
 ビアトリクスの両親は身分違いの結婚を許さなかった。

■感想 ☆☆☆☆*
 見終わった後にしみじみと余韻が残り、幸せな気持ちになる。
 ミス・ポターが愛したイギリスの古き良き田園風景が美しい映像で
 見事に再現されていて、こういった風景が今も残っていることの
 すばらしさ、こういった自然を大切に残している国のあり方にも
 感動させられた。

 ミス・ポターは当時にしては珍しく未婚のまま、年を重ねていて
 肩身の狭い思いをしている。
 「愛する人と一緒になりたい。」
 そのシンプルな願いは今の私たちにとっては特別なことでも
 何でもないけれども、当時の女性たちにとっては画期的なことで
 ミス・ポターは年老いた母親にも理解されることなく、
 変わり者扱いをされている。
 それでも夢を捨てず、愛に妥協をせずに毅然として生きる
 ミス・ポターは美しく輝いていて、編集者ノーマンが仕事を通じて
 交流を深めるうちに、彼女を愛するようになっていく
 その気持ちに心の底から共感できた。
 それだけに中盤以降の展開は涙なしには見られない。
 人を愛することは大きな喜びを人生にもたらしてくれるけれど
 時として、愛情が大きければ大きいほど、失ったときの悲しみも
 大きくなるのだろう。待って待って待って、ようやく現れた
 愛する人との出会いがミス・ポターにもたらした絶望を
 レニー・ゼルウィガーが憔悴した顔で見事に演じていて
 愛する人に出会うだけではダメなんだ、愛する人と一緒に暮らし
 生活して、初めて「幸せ」と言えるんだという当たり前のことを
 改めて実感した。
 
 ミス・ポターは結婚についてだけでなく、
 仕事や生き方、暮らし方、そして人との接し方にも信念を持っていて、
 自分にとって大切なものを諦めることなく、追求する。
 利益や豊かさを芯に据えることなく、働くことの喜びや
 自然と共に生きることの楽しさといった形に見えないものを
 大事にして生きた彼女の生き様は、今の時代に見るからこそ
 余計に清々しい思いを与えてくれるのだろうと思う。
 何度でも見直したい、と思える素敵な映画がまた増えた。

思い込みって恐ろしい。

2007年10月06日 22時31分26秒 | 日常生活
久々に再会を果たしたイマタツ君とのミニ旅を終えて
博多に戻ってきたものの、お互いに次の約束まで時間があったため
お茶をしながら、しばし歓談。

お互いの近況報告や仕事の悩みなどをつらつらと話していると
イマタツ君がしみじみと言いました。
「やっぱりのりちゃんはオモシロイわぁ。
 面白いことなんてない、と言っておきながら
 どんどん引き出しが出てくるよね。すごいわぁ。」



・・・・ちょっと待って!!
本日のワタクシは、ワタクシにしては珍しく
滅多に開かない「仕事の悩み」や「将来の構想」「恋愛話」など
え?!そんな引き出しもあったの?!
というような机の奥の奥の奥の奥にある
隠し扉みたいな引き出しもちょっぴり開けてみたんですけど。
しかも、いつものぬるいぬるい空気を
ほんの少し温めてみたんですけど。

それなのに「オモシロイ」ってどゆこと?!
オモシロイ話なんていつもの半分以下ぐらいしかしてないっつーに!

いやはや、他人様に一度根付いてしまった
「先入観」というものは、なかなか拭い去ることはできませぬ。
まっこと、おそろしいものでございます。

犬も歩けば棒に当たる

2007年10月06日 22時21分23秒 | 日常生活
1年前に東京に旅立った友人イマタツくんと久々の再会。
「もう会うのは今日が人生で最後かもね。
 もう二度と会わんかもね。
 タブン、私、イマタツ君の存在すら忘れるけん。」
と言って送り出したそうなのですが
(失礼極まりないこの科白をワタクシは明るく言ったそうです。
 本日、本人に言われました。イマタツ君の存在は忘れてませんが
 言った言葉を忘れてます。本当に言ったのか?!
 ・・・言ったんだろうなぁ。)
めでたく再会できました。

イマタツ君の知り合いが新しく始めた花屋さんを訪問すると言うので
まったく関係ないにも関わらず、のこのことついて行ってみました。
イマタツ君は「素敵な人」「一生懸命動いている人」「オモシロイ人」を
見つける嗅覚が大変すぐれているため、彼の行くところについていくと
素敵な出会いに遭遇する確率が大変高いのです。
本日もイマタツ君のおかげで、
大変素敵なお花屋さん「アドニス」の存在を知ることができました。
オーナメントやブーケが全て手作りです。
しかも、そのひとつひとつが大変かわいらしい!!
店内で売られている寄せ植えの鉢にも
そのかわいらしいオーナメントが必ずついていて、
見ているだけで楽しい気持ちになってきます。

こちらのホームページで寄せ植えの一部を見ることができます。
どうやら通信販売もされている模様。
アドニスプランツ・オンラインショップ
手作りブライダルグッズはこちらにて注文できる模様。
フラワーデザイン アドニス
見るだけでもにこにこすること間違いなしのページです。
とにかくかわいい。

本日は代表の正木さんを訪ねる旅だったので
那珂川町にある本店に行きましたが、
長住店もオープンしたそうなので、今度はそちらを訪ねる予定。

駅まで迎えに来て下さった正木さんに
「結婚されてたんですか?」
とナチュラルに誤解されるという、
ふたりにとって驚天動地のハプニングを
まずは必死で否定してから、お店に向かいます。

「結婚してません!!」
「付き合ってもいません!!」
「付き合うこともありません!!」
「僕たち、清い関係ですっ!!!」

・・・必死になりすぎ?


お店の開店時間に突撃訪問をしたにも関わらず
大変にこやかに迎えてくださった正木さん。
お店の一角にて珈琲までご馳走になりながら
2時間ほど、起業するまでの紆余曲折や起業してからの悩み
経営者としてのジレンマや人を育てることについての悩みや思い
お店を大きくしていくことと利益の関係性や
仕事と人生のバランスについてなど、
本当に様々なお話を率直に話してくださって
ちょっとしたセミナーに参加したとき以上に
心と脳とに刺激を与えてもらうことができました。

東京在住ながら、こうやって福岡に戻ったときには
今までに培ってきた出会いの縁をたやすことなく
マメにでかけていくイマタツ君のすごさをしみじみと感じた一日。
そして、出かけること、出向くことによって
得られるものの大きさをの大切さを体感した一日でした。
日々の出会いに感謝。

心配無用

2007年10月06日 10時25分15秒 | 日常生活
牧師がにこにこしながら
「この前ね、君のことで○○さんと△△さんと
 ちょっとした言い合いになったんだよ。」
という報告をしてくださいました。

・・・え?私のことで言い合い?ナニゴト?!

「いや、君に男性を世話できないのは何でだ?ってんでね。
 ○○さんのほうが知り合いが多いだろう、とか
 △△さんのほうが職場に若い男性、
 たくさんいるんじゃないのか、とかね。
 ま、みんな一生懸命探してるから。安心しなさいね。」

・・・・・。
この瞬間、のりぞうの頭に竹内まりやさんの曲の一節が流れました。

喧嘩をやめて~  ふたりをとめて~
わたし~の ため~に あらそ~わ ない~で
もう こ~れ~ い~じょう~

・・・確実に曲の中と状況は異なってますけどね。
むしろ、曲の中の状況とちょうど正反対ですけどね。
そんなことは承知の上じゃー!てやんでいっ。
てなもんです。

いたるところで心配されているようで
いたたまれないやら、申し訳ないやら、
ありがたいやら、七面倒くさいやら。

でもですね。
のりぞうのことはのりぞう本人にお任せください。
ほら!力強く宣言している本日のタイトルをご覧あそばせ!

・・・・なんの根拠も具体策もありませんが。