■ノッティングヒルの恋人/1999年米国
■ストーリ
バツイチのウィリアム(ヒュー・グラント)はロンドン西部の
ノッティング・ヒルで旅行書専門の書店を営んでいる。大して
儲かる店ではないが、ある日どこかで見たような女性が訪れる。
それはハリウッドのスター女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)
だった。ウィリアムに勧められた本を買ったアナは微笑んで
店を去るが、そのすぐ後に飲み物を買いに出たウィリアムと
街角で衝突、アナの服が汚れてしまう。
■感想 ☆☆☆☆
大好きな映画が放送されていたため、大急ぎで録画。
夜にゆっくりと見ました。
ジュリア・ロバーツ演じる大女優アナはプライドが高く
自分に正直で、ヒュー演じるウィリアムをこれでもか、と
振り回します。その振り回し方がとことん自分勝手で
ヒュー視点で見ている私にとっては、「きぃっ!!」と
歯がいみしたくなるほど悔しく、それでも彼女を
一途に思ってしまうウィリアムが愛しくてなりません。
初めて見たときは、アナの身勝手さに本当に苛々としてしまって
「なんで、そこまでされてもアナを思ってしまうの?」と
ウィリアムにまで苛々していましたが、改めて見ると、人を
好きになる気持ちって理屈じゃないものね、とウィリアムに
共感できます。好きになってくれるから好きになるわけじゃない。
「好きにならずにいよう。忘れよう。」と思うだけで、決着が
つくんだったら、世の中のみんなが幸せな恋をしているはず。
どうにもならない気持ちが恋なんだろうなぁ。
「君たちは自分達がどんなに幸せか、忘れてるんだよ。
愛する人が自分を好きでいてくれるってことが
どんなにすごいことか。」
ウィリアムの科白。泣きたくなるぐらい心に染み入りました。
また、このときのヒューの表情が優しくて切なくてとにかく素敵。
ヒューは大好きな役者さんのひとりですが、この作品で演じた役は
特に大好き。優しすぎて、少々情けないところが特徴ある垂れ目に
ぴったりだと思うのです。彼女を思って思って思って、
ノッティングヒルの街並みをひたすら歩く姿だけで、彼女のことを
忘れられないでいる気持ちを見事に表現してしまう素敵な役者さんです。
そしてクライマックス。
アナの告白場面とそれに続くヒューの求愛場面は、どちらも
見ているこちらまで胸がいっぱいになってきます。
何度見ても、見る度に幸せになります。笑顔になります。
お互いの思いを確認しあったふたりが触れ合うこともせずに、
ただ見詰め合って、笑顔を浮かべるところは特に好き。
このときのふたりの笑顔を見て、「アナが演じるのは
ジュリアじゃなきゃダメだったのよね!!」と心から納得しました。
そのくらい、この場面のジュリア・ロバーツの笑顔は素敵。
彼女の笑顔が輝いている映画です。周囲に光をもたらす感じ。
コステロの歌う名曲「She」がこの映画に、そしてジュリアに
ぴったりで、ラストの5分を更に盛り上げてくれるのです。
光のあたる公園でのんびりと日向ぼっこをしているふたりを映す
最後の1シーンまで、たっぷりと幸せ気分を味わえます。
うーん。幸せ。
■ストーリ
バツイチのウィリアム(ヒュー・グラント)はロンドン西部の
ノッティング・ヒルで旅行書専門の書店を営んでいる。大して
儲かる店ではないが、ある日どこかで見たような女性が訪れる。
それはハリウッドのスター女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)
だった。ウィリアムに勧められた本を買ったアナは微笑んで
店を去るが、そのすぐ後に飲み物を買いに出たウィリアムと
街角で衝突、アナの服が汚れてしまう。
■感想 ☆☆☆☆
大好きな映画が放送されていたため、大急ぎで録画。
夜にゆっくりと見ました。
ジュリア・ロバーツ演じる大女優アナはプライドが高く
自分に正直で、ヒュー演じるウィリアムをこれでもか、と
振り回します。その振り回し方がとことん自分勝手で
ヒュー視点で見ている私にとっては、「きぃっ!!」と
歯がいみしたくなるほど悔しく、それでも彼女を
一途に思ってしまうウィリアムが愛しくてなりません。
初めて見たときは、アナの身勝手さに本当に苛々としてしまって
「なんで、そこまでされてもアナを思ってしまうの?」と
ウィリアムにまで苛々していましたが、改めて見ると、人を
好きになる気持ちって理屈じゃないものね、とウィリアムに
共感できます。好きになってくれるから好きになるわけじゃない。
「好きにならずにいよう。忘れよう。」と思うだけで、決着が
つくんだったら、世の中のみんなが幸せな恋をしているはず。
どうにもならない気持ちが恋なんだろうなぁ。
「君たちは自分達がどんなに幸せか、忘れてるんだよ。
愛する人が自分を好きでいてくれるってことが
どんなにすごいことか。」
ウィリアムの科白。泣きたくなるぐらい心に染み入りました。
また、このときのヒューの表情が優しくて切なくてとにかく素敵。
ヒューは大好きな役者さんのひとりですが、この作品で演じた役は
特に大好き。優しすぎて、少々情けないところが特徴ある垂れ目に
ぴったりだと思うのです。彼女を思って思って思って、
ノッティングヒルの街並みをひたすら歩く姿だけで、彼女のことを
忘れられないでいる気持ちを見事に表現してしまう素敵な役者さんです。
そしてクライマックス。
アナの告白場面とそれに続くヒューの求愛場面は、どちらも
見ているこちらまで胸がいっぱいになってきます。
何度見ても、見る度に幸せになります。笑顔になります。
お互いの思いを確認しあったふたりが触れ合うこともせずに、
ただ見詰め合って、笑顔を浮かべるところは特に好き。
このときのふたりの笑顔を見て、「アナが演じるのは
ジュリアじゃなきゃダメだったのよね!!」と心から納得しました。
そのくらい、この場面のジュリア・ロバーツの笑顔は素敵。
彼女の笑顔が輝いている映画です。周囲に光をもたらす感じ。
コステロの歌う名曲「She」がこの映画に、そしてジュリアに
ぴったりで、ラストの5分を更に盛り上げてくれるのです。
光のあたる公園でのんびりと日向ぼっこをしているふたりを映す
最後の1シーンまで、たっぷりと幸せ気分を味わえます。
うーん。幸せ。