のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

仁義なき戦い

2007年10月26日 21時43分55秒 | 日常生活
先輩:信じられん!こんなことが許されるとや?!
のり:ちょっと、やり方が汚いですよね?
    もっと周囲のことも考えてもらわないと!!
先輩:いい気になってもらっちゃこまるよな。
    あっちがこういう手になるんだったら、こっちにも考えがある!
    徹底抗戦や!!
のり:お?!気合が入ってますね?やりますか?
先輩:おう。負けてられんけんね。
    こんな勝手な真似がいつまでも許されると思うなよー。


隣の課の先輩とのりぞうによって熱く繰り広げられた会話です。
珍しく、仕事場でテンション高く先輩と語り合いました。
今後の対策について話し合いました。

会話の争点はビルの1階にある会議室の予約について。
新人研修時期のある4月、1階の会議室が
上のフロアの会社によって独占予約されようとしているのです。

ちょっと!!
うちも4月の後半に使いたい日があるんだってば!
そもそも、のりぞうは数年前に、ビル管理室によって
会議室の独占はしちゃいけないことになってるって
聞いたことがありますことよ?
それをこんなふうに好き勝手してもらっちゃ困ります!
仁義は通してもらわないと!!

一緒に怒ってくれた隣の課の先輩ものりぞうと同じように
例年、四月になると会議室を週に数回、使用していたため
いきなりご乱心の他社に怒り心頭です。

ゆるさーんっ!!

というわけで、現在、のりぞうの会社では
毎日朝一番に、会議室の予約争奪戦が行われています。


・・・熱く語り合っている割に、
一生懸命、やっていることがゆるいというか地味というか。
今週も平和な日々を満喫しました。

福家警部補の挨拶/大倉 崇裕

2007年10月26日 21時16分24秒 | 読書歴
■福家警部補の挨拶/大倉 崇裕
■ストーリ
 現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、
 事件の真相が見えている?おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の
 手法で畳みかける4編収録のシリーズ第1弾。福家警部補は今日も
 徹夜で捜査する!

■感想 ☆☆
 忘れてました。
 ワタクシ、古畑さんは大好きなのですが、コロンボは苦手でした。
 このおふたり、どこがどう違うの?似たようなもんじゃないの?
 というぐらいよく似ていますが、でも、人間味あふれているのは
 古畑さんのほうで。コロンボはよく喋るし、愛想がいいし、
 かみさんがいることは分かっているのですが、それ以外は
 ほとんど私生活が見えない刑事さんです。それにひきかえ、
 古畑さんは「素顔」も「趣味」も「好み」も「私生活」も色々と
 見えていて、実に人間くさい。私は人間くさい古畑さんが好きでした。

 けれど、もっと好きだったのは、毎回現れる犯人達。
 本にしても映画にしてもドラマにしても、必ず作品世界の中の誰かに
 同化して、その世界を楽しむ癖のある私にとって、これらの作品では
 犯人が一番、共鳴しやすい登場人物。毎回、毎回、犯人の立場で
 作品を見ていたため、少しずつ追い詰めてくる古畑さんに苛々することも
 しばしばでした。

 そういうわけで、この作品でも、うっかり犯人達に共感して
 福家警部補によからぬ感情を抱きすぎてしまい、あまり楽しめず。
 また、この福家警部補が見事にビジネスライクな方なのです。
 まったく私生活が見えない方なのです。分かっているのは「小柄な
 女性」だということ、笑顔がやわらかくて、刑事としては
 若干、頼りない印象を抱かせがちだと言うこと。これぐらい。

 まったく人間性が書き込まれていないからこそ、
 純粋に事件(謎)を楽しむことができました。
 ただ、読み終わった後に残るのは「事件が解決したすっきり」ではなく
 「つかまってしまった」という犯人の気持ちで、
 ちょっぴり元気を奪われてしまいました。