のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

LINDBERG BEST

2007年10月20日 22時13分04秒 | 音楽鑑賞
カラオケで同期が歌ってくれたリンドバーグさんの曲
「every little thing every precious thing」を久々に聴いて
「この曲、やっぱりいいねぇ!!!」と大興奮してたところ
同期がベスト盤を貸してくれました。
1988年から1998年という、のりぞうが
どんぴしゃで「懐かしい!!」と興奮してしまう時代の曲たちです。

実のところ、当時はリンドバーグさんのことが苦手でした。
この元気いっぱいでいつも飛び跳ねてる感じが。
特に「今すぐKissMe」や「恋をしようよ Yeah!Yeah!」なんて
売れすぎてて、若干食傷気味だったこともあって
「もういいよ。そんなに流さないでおくれよ。」
と想ってたぐらいなのです。

しかし、更に10年も経つと、すべての曲が懐かしい。
最初から最後まですべてが
「聞いたことある!ていうか、この曲が売れてたときは
 のりぞうってば・・・・。」と当時の自分の思い出まで蘇ってきて
「あの頃」に浸れる曲ばかりとなってます。
曲も音も声も歌詞も歌い方もすべてが時代を感じさせるもので
あの頃はちっともそんなこと思ってなかったけれど
やはり売れる曲は、時代を象徴する何かが詰め込まれてるんだなぁ
としみじみと想いにふけっております。

全体的に元気な曲が多めです。
はじけるような歌声によくあった楽曲ばかり。
バラード曲も、渡瀬さんの声にパワーがあるせいか
しっとりとはしておらず、「元気」を感じさせます。

なのに、懐かしさのあまり、聴いているだけで切なくなってきます。
懐かしいという感情は寂しさと隣りあわせで
季節が秋だからでしょうか。妙に泣けて困ります。

うちの三姉妹/松本ぷりっつ

2007年10月20日 22時12分47秒 | 読書歴
■内容
 2005年10月にブログを開始して以来、人気集中。
 ブログランキング「育児部門」ではダントツ1位を独走中。
 長女・フー(6歳おっぺけぺ)、次女・スー(3歳・自由人)、
 三女・チー(1歳・社長)のマイペースな三姉妹が巻き起こす
 日々の「事件」を新進漫画家の母が味のあるマンガとエッセイで
 綴る子育て奮戦記。

■感想 ☆☆☆☆
 自分自身、ブログを書きなぐっているにも関わらず、ブログ本に
 対して批判的で、ほとんど手に取ったことがありませんでした。
 おそらく「携帯小説」とイメージがごっちゃになっていると
 思われます。
 
 しかし、幼馴染から「代金、半分出してもいいけん、買って!
 絶対、後悔せんけん。絶対におもしろいけん!」と大プッシュされ
 しぶしぶ購入。

 ・・・ごめんなさい!!幼馴染の協力プッシュにも関わらず
 信用してませんでした。なめてかかってました。
 オモシロイ!!かわいらしい!!ほのぼの!!
 くすっと笑って、にっこりほほえんで、ちょっぴりしんみりして
 家族のあたたかみを感じることができるエッセイです。
 ちびっこ三姉妹の愉快な日常を、愛情あふれる母親の突っ込みと
 イラストで面白おかしく綴っています。

 もし、自分が子育てをする機会に恵まれたら
 こんなふうに自分の子どもの言動に余裕を持って接することのできる
 母親でいたいです。そして、こんなふうに子供達の言動に丁寧に
 気付ける母親でありたいな、とそんなことを想いながら読みました。

 お勧めしてくれた幼馴染。ありがとう!

朝びらき丸、東の海へ

2007年10月20日 21時54分34秒 | 読書歴
■ストーリ
 想像上の国「ナルニア」の誕生から滅亡までを描き、
 世界中で愛されてきた長編ファンタジー。3巻では、四兄弟のうち
 エドマンドとルーシィが、そして、彼らのいとこ、ユースチスが、
 航海王カスピアンとともにナルニアの海に出て行きます。
 そこでくり広げられる大冒険とは。

■感想 ☆☆☆*
 小学校六年のときに初めて「ライオンと魔女」を知り、夢中になって
 シリーズ全巻を読み終えた。どの作品も好きだったけれど、
 一番最初に読んだ「ライオンと魔女」、そして、シリーズ全ての作品が
 つながる「最後の戦い」への思い入れが大きい。

 しかし、それ以外でどれか1冊を選ぶとなると、私にとっては
 ペペンシー四兄弟の卑怯でせこくて、傲慢でひ弱な従兄弟、ユースチス
 が初めて登場し、見事に成長を果たす作品だ。
 卑怯な従兄弟、ユースチスは登場してから中盤まで、ひたすら
 癪に障る言動を繰り返し、読むものをうんざりさせる。
 けれども、冒険の途中である島にて竜の姿に変わってしまい
 その姿で過ごすうちに、徐々に変わっていく。そして、ナルニアの王
 アスランと出会い、決定的な変化を遂げる。
 私が好きなのはこの場面だ。この場面を読むたびに、私は自分が
 教会に行く理由を改めてかみ締める。
 私がどんなにアスランに会いたいと願っても、それは叶わない。
 アスランに会って、決定的な変化を遂げたい、心の平安をもらいたい。
 そう願っても叶わない。けれども、毎週日曜に教会へ行くと
 ユースチスがアスランに出逢って、竜の体を脱がしてもらえたように、
 私が一週間のうちに抱え込んだものを、ほんの少し、洗い流すことが
 できるような気がするのだ。

 後半はどんどん哲学的な要素が増え、
 「大冒険」とは言いがたい作品。
 この作品の魅力を言葉で伝えるのは難しい。