太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ココナツオイル

2015-08-02 22:41:45 | 日記
日本でココナツオイルが人気らしい。

いつもそうなんだけど、ハワイで生まれるブームというのは滅多になくて

日本で話題になって、それがハワイに流れてくる。

パンケーキしかり。

ハワイでパンケーキがブームだったことなど、たぶんない。


ココナツオイルも、うちでは食用としてオリーブオイルと同様日常に使っているもので

目新しいものでもないが、美容にもいいというのは知らなかった。

中でも、ヘアパックが良さそうなのでやってみた。


ココナツオイルは、気温によって白く固まる。

今の日本なら透明の液体になっていると思う。

ハワイだと、白く固まっている部分と溶けた部分が混ざっている感じだ、

それをスプーンですくって、シャンプー前の髪にもみ込む。

ベッタリするぐらいにつけたら、タオルで巻いて放置する。

ラップで包むともっといいらしい。

1時間でも2時間でも放置したら、しっかりシャンプーして洗い流す。


髪の指通りが違う。

艶も増したように思う。

長い髪が好きだけれど、きれいに伸ばしていられなくなったら切ろう

と思っている。

若いうちは多少髪が傷んでいても、それが全体に及ぼす影響はそれほどでもない。

ところが、妙齢をいささか過ぎてくると、傷んだ髪は、その人の印象を大きく損ねる。

特に長く伸ばした傷んだ髪は、やつれて老けて、さらにはだらしなくさえ見える。

それはまるで、同じおくれ毛でも、色っぽくみえたり、だらしなくみえたりするのと似ているかもしれない。

さらりと書いているが、これは大変悲しいことである。

5、6年ほど前までは、若作りするぐらいなら年相応で充分だと思っていた。

友人らにも、「私がイタかったら言ってね」などと言っていた。

しかし今は、若作りのどこが悪い。誰に迷惑かけるわけじゃなし。と開き直っており、

律儀な友人が、私のイタさを指摘してくれようものなら、

私は彼女の手をとり、一緒に若作りの世界へ行こうと誘うであろう。

こんなに図太くなった私ではあるが、真面目に若作りに取り組んでいるのである。

朝の支度に時間がかかる。

目の腫れ物が完治しないので、化粧自体は数分で終わるのだが、

今日はどうやって髪をまとめるか決め、ミストを噴霧し、

白髪がひとすじでも見えないか念入りにチェックし、

乾燥防止にワックスをつけ、毛先にほんの少しのオイルをつける。

何度もバスルームと、寝室の大きな鏡の前を往復しながら、

若い頃は、鏡も見ないで髪をくくっても様になっていたことよ、と思う。


まあ、私が失った時間を振り返ってもしかたがない。

ココナツオイルは、健康な髪は若作りには必須だと信じている私の強い味方なのである。



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