太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

二連休

2015-08-04 16:40:19 | 日記
普段の仕事のシフトは、3日働いて1日休み、

2日働いて1日休み、というリズムなのだけれど、

先週は人手の都合上、6日連続で働いた。

これはいささか疲れた。

日本で事務仕事をしていた時は、隔週土曜が休みだったから

月の半分は6日連続で働いていたが、

ほぼ座りっぱなしの事務と、4000歩以上歩き回る肉体労働では

消耗加減が違う。

とはいえ、2日働いて1日休み、というリズムに慣れていただけで、

6日連続が1ヶ月も続けば、きっと慣れていくのだろう。


シフトを組むマネージャーも、申し訳ながって、

今日と明日は二連休になった。

働き始めて約3年、特に申請もしないのに連休など初めてのことだ。

友人も今週は木曜休みで、一人でダラダラと休日を過ごす。

猫と遊んで、掃除して、フォーク類の引き出しの中敷を手縫いして、

アイロンをかけて、また猫と遊んで、カイルアに行く。

花屋に寄って、ターゲットに行き、ホールフーズでランチして

雑貨屋で夫の母の誕生日プレゼント(オパールのかわいいネックレス)を書い、

帰ってきて猫と遊んで、汗を流して本を読む。

読みたい本がたくさん待機しているから、今日は思い切り読む。

明日は一日、アートの日にしよう。



何のために仕事しているのか、と最近同僚に聞かれた。

すぐには答えられなかった。

私だけの社会が欲しいからというのが、仕事を始めた直接のきっかけだったが、

夫の仕事がうまくいかなかったり、無職だった時期には、私の収入が必要だったし、

夫の母と接触する時間を減らしたいのも、正直なところだった。

今は夫も安定した仕事に就き、私達の住まいもあり、仕事をする必要はなくなった。

じゃあどうして働いているのかなあ。

聞かれて、改めて考えた。


通勤に時間がかかっても、賃金が安くても、私は本に囲まれているのが好きだ。

同僚たちもみんないい人ばかりだし、いろんな人に出会うのも面白い。


たとえ微々たるものでも、定期的に収入が入ってくるのは心強い。

ハワイに移住するために仕事を辞めた私に友人が、

「月々、もう銀行にお金が振り込まれないんだようー」

と言った。それは今更びっくりするぐらいの現実だった。

仕事をしないということは、暇になるだとかいったことよりも、

銀行にお金が振り込まれない、ということなのだ。



そして、こうしてONとOFFがある生活が、私は好きなのだと思う。

日本でハタチから25年以上、1日のブランクもなしにフルタイムで働いていた私は、

専業主婦に憧れていた。

何度も仕事を辞めようとして、でも、

「私にまだできることがここにある」

「朝起きて、行かねばならない場所がなくなったら私はダメになる」

と言い聞かせてきた。


あれは間違ってたな、と思う。

いや、間違いではないか。今は違うだけか。

今、私が仕事を辞めない理由は、楽しいからであり、

朝起きて、行く場所があることが好きだからだ。

楽しくなくなったとき、私は自然に辞めるのだろう。



以前、姉が職場で人間関係に苦しんでいたことがある。

ハタでみていても気の毒なほどで、しかし姉は辞めなかった。

「嫌だからというのを理由にしたくない、もっと前向きな理由で辞めたい」

そうして姉は結婚を機に、その仕事を辞めた。

姉の気持ちはとてもよくわかった。私もそうでありたいと思った。

あの頃の私は、そういうやり方で、つまり自分自身に正しくあるために

結局無理をして生きていた。

今は、「だって楽しくなくなっちゃったんだもーん」でいいと思っている。

この数年で、私はどんどん肩の荷物を降ろしてきたものだと思う。






にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村