太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

前世のはなし オマケ

2015-08-19 09:06:57 | 不思議なはなし
前世のはなし 1

前世のはなし 2


やはりこれも相当古い。

人々の服装も町並みも、映画でみるローマ帝国時代に似ている。

私は男性で、子供たちに道徳のような何かを教える仕事をしている。

私は生涯独身で、仕事を終えて誰もいない家に帰り、一人で過ごす。

子供たちはかわいかったし、仕事も好きだった。

寂しかったかどうかはわからないが、穏やかで幸せな人生だったと思う。



また、ある時は、夢の中に過去世の自分が出てきて説教されたこともあった。

何かを決めかねているときだった。

私は魔女で、寝ているところを窓から入ってきた仲間の魔女に殺される。

白いシーツに、おびただしい血液が広がっていき、おぞましい限りだ。

そこに過去世の私が登場。(殺されたのも、夢を見ているのも私なんだけど)

「ね?こーんなひどいことがあったって、だーいじょうぶなんだよ。

最悪の状況をシュミレーションしている時間がもったいないと思わない?」




私たちが、ほんとうにいくつもの人生を生きているのかどうか、証拠はない。

でも私は、そうだったらいいなと思うことを信じることにしているから、

それは私にとっては真実である。



それぞれの人生の中で、私は悩み、おびえ、心配し、喜び、落胆し

怒り、楽しみ、泣き、終末を迎えてきた。

としたら、私は本来なら人生の達人であるはずである。

たいていのことは体験済みで、すべての答えを私は自分の中に持っている。

それなのに、私はまたそれを忘れて、

最悪の状況のシュミレーションに時間を費やして、右往左往するのだ。



ビル マーリー主演の映画に、毎朝同じ日の同じ時間に目が覚めて、延々と同じ日を繰り返す

という話がある。

死んでも、また同じ朝に目が覚め、同じ日が始まる。

記憶はすべて残っているので、もう死ぬことが怖くなくなる。



もしも私が、孤独だった人生のことや、魔女まがいのものだったときのことや

酋長の妻だったときのことをすべて覚えていたら、

記憶に振り回されて、この人生は楽しくなかったかもしれない。

わたしたちの人生は、記憶をリセットして、はじめから「思い出しっこ」をするようなもの。



エンジェルリーディングのセッションを受けていたとき、

過去世や未来の自分に手紙を書くという宿題があった。

今になってそれは、単なる心の作業ではなく、ほんとうにそのときの自分に届いているのだとわかった。

なぜなら、魔女まがいの自分も、孤独な男性の自分も、酋長の妻である自分も、

まさに今、別の次元でそれぞれの人生を生きている最中で、

たくさんの「わたしチーム」が互いに励ましあっていると実感するからである。








にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村