太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ものもらい

2015-09-13 14:28:07 | 日記
右目の瞼にものもらいができて、と書いたのが4月の終わり。

眼科のトム氏に診察してもらい、ホットタオルで温めるのを毎日やったけれど変化なしで、

ステロイドの軟膏を処方してもらった。

それを付けても、たいして効き目があるとは思えず、ステロイドだけに使うのも怖いのでやめた。

それから2ヶ月、やはり瞼は腫れたままで、再びトム氏を訪れた。

「うーん、コンプレス(ホットタオル)してるよね?おかしいなあ」

何か画期的な方法で、スカッと治りそうなもんだ。

医学は日進月歩なのだから、ホットタオルで温めるしかないとは思えない。

トム氏は、瞼を洗浄する泡状のものと、瞼を拭くコットンの商品名を紙に書き付けた。

「コンプレスに加えて、寝る前にこれを使ってみて。まあ、最後の手段が

ないわけではないんだけど」

そら見ろ!やっぱりあるんじゃないか。

「切って出すことなんだけどね。これはオススメしない」

「なんで?」

するとトム氏は顔を近づけて、慎重に言った。

「これは痛い。とても痛いんだよ。僕も友達にやってもらったんだけどね。

リカバリーするのに2週間かかるし。

でも、これをすれば再びできることはない」

痛いのか…

痛みに弱い私は、途端にひるんだ。

それに2週間もかかるのにもひるむ。私が一日に一体何人の人に会うと思う?

「あなたのはとても軽いし、そこまでしなくていいと思う」

軽いというけれど、瞼がポッコリと腫れているのだから、会う人に聞かれる。

メイクもできず、毎日日焼け止めを塗って眉を描くだけ。

勧められた洗浄道具に期待をかけて、毎日コンプレスと洗浄を続けた。



それからほぼ2ヶ月。

日々の努力にもかかわらず、ものもらいはまだそこにある。

都合、4ヶ月も居座ったままの ものもらい は、果たしてものもらいというのだろうか。

もう身体の一部になったんじゃないか。

いくらか目立たなくはなったようにみえるけれど、あきらかに存在している。

8月の終わり、鏡を見ていた私はブチ切れた。


「切って出してやろうじゃないのッ!鬱陶しいったらありゃしない!」

そしてトム氏に予約を入れ、ズカズカとオフィスに入っていって

「切ります。切ってスッキリしたい。もう4ヶ月だよ?」

と訴えた。トム氏は、今度は折れた。

「確かにそんなに長く自分で出てこないとしたら、もう切るしかないかも」

トム氏のクリニックではオペができないので、総合病院の医師を紹介してくれた。


かくして、今月の23日に予約がとれた。

これでようやくメイクができる。

目のメイクは私のようなお年頃にとって、とても大事なのだ。

すっぴんだと顔全体がボンヤリするような気がする。

職場の仲間も、このボンヤリ顔に慣れたんだろうけど。



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