太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

気が長くなる話

2015-09-26 21:47:56 | 日記
まだ、右目の瞼に ものもらい をくっつけたままだ。

いい加減、ウンザリしてきた。

ものもらいにも、アメリカの医療システムにも。

私がかかっている眼科は一般眼科で、よってそこではできない治療がある。

歯医者も同じで、歯根治療となれば専門の歯医者というように分業化されている。

一般眼科で、4ヶ月も治らないなら手術するしかないね、ということになり、

手術できる眼科を紹介してもらったのが1ヶ月前。

すぐに予約を入れて、取れたのが1ヶ月後の昨日。

これで、かれこれ5ヶ月も瞼は腫れたままだ。


予約の日、手術するからには帰りは眼帯になるから、

夫が半日休んで一緒に行ってくれた。

2時15分の予約で、呼ばれたのが3時過ぎ。


まったく「悪びれずに」ナースが問診をする。

10分後、まったく「悪びれずに」ドクター爽やかに登場。


ところで、

この国の人達の「悪びれなさ加減」は、本当に見上げたものだ。

何年か住んでみて、多分日本人が悪びれすぎるのだと思うに至った。

私は日本で悪びれすぎ、悪びれすぎられることに慣れてしまったのだ。

それほど悪くなくても、悪びれておくのが日本の美徳なのだから、これは仕方がない。



さて、お待たせしましたでも何でもなく笑顔で入ってきたドクターは、中国系。

スリムで、ゆで卵のような肌の、まるでトニー田中にそっくり。

症状を診て、切開する方法とステロイドを注射する方法があると説明する。

ステロイドは嫌なので、切開で、と言うと、

「オッケー。それがいいと思います。じゃあ改めて予約をとってくださいね」

トニー田中はニコニコと爽やかに退場。

なんだ、今日じゃないのか。

それで、とれた予約が1ヶ月後。


ヤレヤレ。


夫がついてきた意味なーし。

どうしてこうも、アメリカの病院はめんどくさいんだ。

次の診療までに、治っちまうワ。

ここで暮らすと、気が長くなる。



ナースが、コンプレスの方法を教えてくれた。

コンプレスは、熱いタオルで瞼を温めて、瞼の裏にできた

ニキビ状の突起の中身を出すというもので、

この5ヶ月、私は毎日、濡れタオルをレンジで加熱して瞼に乗せてきた。

ものもらいを温めて治すなんて聞いたことがなかったけれど、その話を友人にしたところ

友人のおばあさんが、竹の物差しを畳にこすりつけて、摩擦熱で温かくなった物差しを

瞼に当てると言っていた、と言う。

恐るべし、おばあちゃんの知恵袋。



しかし、ここで教えてもらった方法は、生米とソックスを使う。

清潔なソックスに生米を入れてレンジで1分。

それを15分、瞼に乗せる。

一般眼科で聞いたのは、長くて5分。でも濡れタオルはすぐに冷えるから、

結局数分しか乗せていなかった。

早速、その夜に生米ソックスをやってみた。

翌朝、目の周りにすごい目ヤニがカビカビについていた。

中身が出たのか?

その割には見た目は変わってない。

あと1ヶ月、生米ソックスをやったら、ほんとに治るかも。





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