太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

116

2017-03-15 07:35:15 | 日記
年に1度の、子宮頸がん検診に行った。

ホームドクターに行くと、必ず最初に体重と血圧を測る。

緊急事態宣言をし、恐ろしくて体重を知りたくなかったので

体重計を見ないようにしていたのに


「116パウンド、オッケー」


丁寧に読みあげてくれた。

116パウンド。

私はいまだに、パウンドとキロ、摂氏と華氏をしっかり照合することができない。

マイルとキロメートル、インチとセンチメートルも然り。

気温は、75度といったらこんな感じ、88度だとこんなふう、という感覚はあるけれど、

さてそれが摂氏で何度かと言われたら、わからない。


で、116パウンド。

ぜんぜん オッケー じゃないと思うけど、ピンとこない。

確かハワイに来たばかりの時は100ぐらいだった。


ふーん、16パウンド増えたのねぇー。

16パウンドって、どのぐらいなんだろうー。(本当はうっすらわかっている)

1パウンドって何グラムだったっけー?(知ってる)

2,3キロ増えただけかもしんないなァー。(大嘘)



病院のあと、試着せずに買ってきて、入らなかったワンピースを取り替えに行った。

買ったのはXXSだったので(アメリカサイズだとそうなるのよ)、そのすぐ上のXSを着た。

そのワンピースはジッパーがなく、頭から被ってストンと着る。

XSは入った。

やれやれと思って、脱ごうとしたら、脱げない。

無理して脱いだら、どこかがほつれる恐れがある。

私は試着室のドアを少しあけて、

「すみませーん、脱ぐの手伝ってもらえます?」

と店員さんに助けを求めた。

「どうしたの、どうしたの、何があったの」

女性の店員さんがいてよかった。

ワンピースの下はぱんつ1枚。

私が万歳をして、店員さんがワンピースを引っ張ってくれてようやく脱げた。


「Sを試してみる・・・」


髪の毛ボーボーの私がそう言うと、店員さんはちょっと悲しそうに笑ってSを持ってきてくれた。

Sはすんなり着られて、すんなり脱げた。

しかし、どう見ても大きい。

袖ぐりや、背中に布が余ってたぷたぷしている。

腹と下半身に付ききれなかった16パウンドが、にの腕あたりに侵食しているのだ。

だから上腕のところで服がスタックする。


「やっぱりXSにする。脱ぐ時は手伝ってもらうことにする・・・」


「この服はこういうカットだから、脱ぎにくいのよ、脇のあたりにジッパーがあればいいのよね」


店員さんはやさしくそう言ってくれた。



私のゴールは二つ。

あの、醜くてはけなかった白いパンツを穿くことと、

このワンピースが一人で脱げるようになること。

幸い、満月から新月にむかっている時期で、体重を落とすにはむいている。

日々精進あるのみである。






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