太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ほめられても喜べない理由

2017-03-19 07:54:19 | 日記
職場で、レジ担当の日などに、知っている日本語で話しかけてくれる人達がいる。

軍関係の仕事で、数年日本にいたことがあるとか。

日本で英語を教えていたことがあるとか。

弟のヨメが日本人であるとか。

日本が好きで、何度か行ったことがあるとか。

大抵、「アリガトウ」とか、「コンニチハ」という言葉が出てくるのだが、

「モウカリマッカ」

「カバン ヲ アケテクダサイ」

「キュウケイ シマショウ」

なんていう日本語を覚えている人がいて、おもしろい。



人のことを おもしろい なんていっている私も、かなり おもしろい 英語を平気で話しているのだけれど、

おもしろいと言っていられないのは、日本から旅行にきた人達に


「日本語がじょうずですね」


と言われることである。



ハワイには、日本人に見えても日本人ではないとか、日本人でもハワイ生まれであるとかいった人達が多いので

日本人みたいな顔でも日本語が話せるとは限らない。

ハワイ生まれの人は日本語が話せても、なんとなく使う言葉の雰囲気が違ったりするし、

複雑な敬語や謙譲語は無理だ。

しかし私は生粋の日本生まれの日本人だ。

『うかがいます』とか『みょうにち(明日)』とか『~させていただきます』とか

すらすら出てくるんだから(普通だけど)。




「日本人ですから」


と私が言うと、

「・・へえーーー・・そうだったんですねー」

とか言われる。

3台あるうちの1台のレジスターがこなす客は1日に200人近い。

英語と日本語を使い分けているうちに、なんだか日本語のイントネーションが揺れてくるのかもしれない。

ワイキキにはたくさんの日本人が働いているけれど、

こんな辺鄙な場所に、まさか日本人がいるとは思わないのかもしれない。




いずれにせよ、

英語をほめられず、日本語をほめられるとは複雑極まりないことである。







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