太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ルーツ

2019-06-06 02:59:13 | 日記
夫の母親側の親戚の間では、自分のルーツを調べるのがブームになっている。
きっかけは、シュートメの妹がドイツに行ったときに
先祖を探るために何日もかけて歩き回ったことにある。
夫の母親側の先祖はドイツ、フランス系で、父親側はドイツ系。
それで私の苗字は、ドイツ人の苗字だ。

そのあと、DNAを調べてもらってルーツを知る、ということに発展した。
シュートメは4人姉妹の長女で、
2番目の叔母が真っ先に調べてもらったら、DNAの50%がスカンジナビア人だった。
それを聞いた一同は、腹を抱えて笑った。
なぜなら、その叔母は姉妹の中でも最もはじけていて明るく、
まるでアニメ『ちいさな海賊ビッケ』をそのまま大きくしたような人なんだから。
(ビッケを知らない若い人は御免ね)
我もわれもと姉妹がみんな調べたら、
同じ両親から生まれているのに、スカンジナビア人だったり、
スイスだったり。
ヨーロッパ大陸は繋がっているからなんだろうが、
いろんな人種が長い年月に入れ替わるうち、ひょんなところで濃く出たりするのかも。
私はそれを眺めていたのだが、
「シロもやってみなよ」
と叔母の一人が言う。
「えー、だって日本は島国だし、どこまで行っても日本人でしょうが」
「わからないわよぅ。
日本人だって最初は大陸から来たんじゃないの?」
そういえば、そうだ。
調べたら、モンゴル人とかだったりするのかも。
モンゴル人のお相撲さん、まるっきり日本人に見えるしな。

 
私は、自分がモンゴル人でもアイヌ人でもなんでもいいし
知りたいとも思わないから、きっと調べることはないと思う。
DNAを調べる会社は盛況だそうで
それだけ多くの人が自分のルーツを知りたいと思っているのだろう。