太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイに物干し竿

2019-10-10 18:27:24 | 日記
ハワイの人たちは、洗濯物は外に干さず、乾燥機に放り込むのが一般的なやりかただけど、
ホノルルの下町に行くと、アパートのベランダに万国旗のように洗濯物が
干されているのを見る。
集合住宅の中には、各部屋に洗濯機のスペースはなく、共有の洗濯室で
洗濯も乾燥も25セント玉を入れて使うようになっているところがある。
特に乾燥機は、25セント玉を何十個も使わねばならないこともあるらしいから
外に干して節約しているのだと思う。
我が家のある地域は湿気が多くて、外に干しても乾きゃしないが
からりとしたホノルルだから、それができる。


我が家でも、水着や、乾燥機には入れたくない素材の服はガレージなどに干すのだが、
ロープに干すので、具合が悪い。
リール式収納のロープを壁の反対側までできるだけ強く張って伸ばすのだけれど、
ゆわゆわのロープなので、湿ったものを吊るすと、重みでたわむ。
ハンガーにかけた服を吊るすと、重みでハンガーが真ん中に集まってしまい、
洗濯物同士がくっついて、いよいよ乾かない。
そこで、木製の洗濯ばさみでいちいちハンガーを固定しなければならなくなる。

一時期、シュートメはシーツ類を外で干すことにこだわっていた時期があった。
キングサイズのシーツと、上掛けのシーツ、ピロケースが6枚、
それらをロープに干すと、ガレージの床にシーツが届きそうになる。
それに、早朝に干して、その夜、使えるかどうか怪しい乾き具合。
そのうち諦めて、さっさと乾燥機に入れるようになった。

このロープ。
我が家だけじゃない。どの家も、ロープに干す。
万国旗のようにはためく洗濯物も、みごとにたわんだロープに吊るされている。


なんでこの人らは物干し竿使わないかね・・・・


日本の物干し竿はすばらしい。
重い洗濯物をかけてもビクともしない。
竿ごと止められるような、大型の洗濯ばさみもあるし
竿に、ハンガーを吊るす波型の出っ張りがついたのもあった。
夫は初めて日本で物干し竿を見て、大変感動したらしい。
物干し竿は、日本だけの文化とか?
そういえば、
映画の中で、ヨーロッパあたりの住宅密集地の屋上を、
建物から建物に飛び移りながら逃げる、というような場面で、
屋上に干してあるシーツや洋服は、やっぱりロープで、物干し竿ではない。
いよいよ、物干し竿は日本の文化であるのかもしれなくなってきた。

日本人の友人の家に遊びに行ったら、
室内干しに薄いタオルなどが干してあった。
旅館にあるタオル干しの、ちょっと大きめの折りたたみできるもの。
どこで買ったのかと聞いたら、日本に行ったときにわざわざ買って
飛行機に乗せて運んできたのだという。

ハワイに物干し竿があったら、売れるんじゃないかなあ。
そしたら竿ごとはさめる洗濯ばさみも、きっと売れるはず。