太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

おろし器

2020-03-21 12:30:04 | 日記
日本で買ってきた、セラミックのおろし器を大切に使っている。
ほかの、どのおろし器よりも具合がいいので、日本にいたときからずっとこればかり。
毎日、生姜をおろすのに使うので、取り出しやすくて安全な場所に保管しようと
引き出し式の、鍋類をいれるところを定位置にした。
なにしろセラミックなので、落とせば割れる。
そうやって何個、日本で買い替えてきたことか。
日本なら、また買いに行けばいいのだが、あれはここでは手に入らない。
1か所だけ、売っているところがあったが、3000円以上したので買いたくない。
だから、使ったらすぐに洗って定位置に戻す、という私としては丁寧なやりかたで
大事に使っていたのに、
タイルの床にするりとおちて、半分に割れた。
引き出し式のトレーをじゅうぶんに引き出さずに、
隙間から手を入れて出し入れしていた、私の粗忽さが原因である。


かなしいおろし器

あれから半年近く、この状態で使っている。
使うたびに、我が粗忽さをしみじみと反省しつつ。


ところが先日、日本食スーパーで見つけた。
以前に探したときにはなかったので、きっとないだろうと思っていたのに
二種類のサイズで売っていたのだ。
しかも、小さい方で700円ぐらい。
今までと同じぐらいの大きさの、小さいサイズを買い求めた。
ないと思っていたものが手に入った喜び。
おろし器でここまで幸せになれるのは、外国に住んでいる良さであろう。

割れたおろし器にお礼を言って捨てた。

セラミックのおろし器の、ぎざぎざ部分。
最初は真っ白なのが、生姜やニンニクの灰汁で変色してくる。
使うたびに洗うけれど、ぎざぎざにスポンジが「おろされて」しまう。
何度か漂白もしたが、そのうち諦めてそのまま。
新しいおろし器は、毎回歯ブラシで洗って、真っ白をキープしようと思っている。
が、
私のことだから、いつまで続くかは疑問である。