太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

自分を自由に!

2021-02-21 08:06:27 | 日記
幸せのために、何かをすることよりも、
不幸にならないように、何かをするほうにエネルギーを注いでいる。
ありがちじゃないか?

たとえば、


枇杷の樹(たしか、クチナシも?)を庭に植えると縁起が悪い。とか。

トイレを毎日掃除しないとお金が貯まらない。とか。

仏滅に祝い事をするとよくない。とか。


私はあまのじゃくなので、最初の結婚式は仏滅にした。
神社での挙式は仏滅は安かったし、外国には仏滅も大安もなく、そんなの迷信と高をくくっていた。
結果、とんでもない結婚になったわけだけど、それは仏滅に結婚したからじゃない。
あの体験があって、今の私がいるのだ。


それでも、心が弱っているときには、つい「不幸にならないために」何かをするほうに、向いてしまうこともある。
そのうち、不幸にならないためのアレコレで、自分をがんじがらめにしてしまい、
息苦しくなって、ようやく気付く。


不幸にならないために、どれだけ安心をかき集めても絶対に幸せに到達しないことに。
なぜなら、そうしていること自体が不幸なのだから、その不幸な状態が延々続くだけ。


だいたい、植えたら不幸になる、なんて、その樹に失礼。
私はクチナシが好きだから、庭にクチナシがある。
「縁起が悪いんだけどなあ」と思いながら眺めるより、「この花大好きだなあ」と思って眺めるほうがずっといい。


台所に黄色いものがないことが心に引っ掛かるなら、そのことが既に楽しくない。


幸せも不幸も、もとをただせば同じものだったりする。
幸せにみえたあんなことも、不幸にみえたあんなことも、そのとき私が
そういうふうに捉えただけだったかも、ということがけっこうある。

不幸にならないように生きるより、
幸せにフォーカスして、小さな幸せを積み重ねて生きていたい。
不幸になる恐れから自由になって、明るく人生を創造していきたい。
とっくに人生を折り返した今、私がしみじみ思うことである。