今年は寒くて、猫がキッチンの電気コンロの上で暖をとっている話をしたら、
日本から、姉がペット用のホカホカカーペットを送ってくれた。
日本にはあるけど、ハワイにはないもののひとつ。
両面で微妙に温度が違って、温かいほうと、ぬるいほうがある。
温かいほうでも、連続してつけていても熱くなりすぎないようになっている。
箱の写真に写ってる犬は、かなり小さい子犬、と見た。
うちの猫には小さすぎるけど、おなかをあっためるにはいいだろう。
さっそく出して、置いてみた。
オスの猫が、様子を見にやってきた。
何か新しいものには猫は興味津々。
前足で触っていたと思ったら、カバーを嚙み始め、
そして、カーペットの隣に座りこんだ。
メスの猫は、まったく興味なし。
はるばる日本からせっかく送ってくれたのにゴメン、と姉に言うと、
「猫、あるあるだよね。
うちの猫も、よかれと思って買ったものがどれだけ無駄になってることか。
ふわふわでいいと思って買った座布団も見向きもせず、ひっくり返したら、そっちのほうがお気に入りだよ」
飼い主の心、猫知らず。
「ウチラの気持ちなんか、ぜーんぜんわかってないネー」
猫たちはそう言いたいのであろう。