太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

サンフランシスコ  おまけ

2015-06-22 07:28:28 | 旅行


ケーブルカー。

1回6ドルで、17ドルで1日フリーパスが買える。



ケーブルカー同士がすれ違うときには、こんなにギリギリの間隔しかない。

外側のポールにつかまっている人は、気をつけないと接触しそうで怖い。





クラシックな路面電車(地下鉄だけど)の車内。





ギラデリチョコレート。

1849年に、イタリア人のギラデリさんが始めたチョコレート工場で、

アメリカのどこのスーパーにもギラデリチョコがあるんじゃないかというほどポピュラーだ。



中には、チョコレートの製造工程が見られるようになっている。甘い香りが漂う。





ピア41からソーサリートに向けて出るフェリー。



海から見たサンフランシスコの街。



ここがソーサリート。





フェリーの上から見た、幻のアルカトラズ。

10日先まで予約がいっぱいだとは思わなかった。1ヶ月以上前に予約すべき。





ゴールデンゲートブリッジ。

歩いても、自転車でも渡れる。風が強い。





ピア3で週に3日開催されているファーマーズマーケット。



新鮮な桃やプラム。試食すると、とろけるほど甘い!!買って帰りたい・・・・



チキンやポークがぐるぐる回りながら、こんがりと焼けている。

その下にじゃがいもがあって、肉汁が落ちて、味がしみてゆく。



その肉を使ったパンチェッタは、ジューシーで美味しい。この店には長蛇の列。






市庁舎。

ちょうどこの日、オバマさんが来ていて、白いリムジンが前を通り過ぎた。

写真を撮るとテロリストかと思われそうなのでやめた。






泊まったホテルのロビーから上を見る。

中が吹き抜けになっており、何万個という電飾が雨のように天井から下がっている。





ワインボトルを溶かして平たくしたお土産。

ラベルをきれいにはがしたら、2000度の釜の中に入れて溶かし、平たくしてから

冷めるのを待ってラベルを貼りなおすのだそうだ。

飾りとしてもいいけれど、オードブルを乗せるのにも使えそう。

おもしろいので自分用と叔父叔母のお土産に買った。






ハワイのアーティスト、ワイランドの壁画を発見。





ハワイに帰ってきた。

猫たちをグリグリして、さっそく海に飛び込む。

昨日の昼には、マリファナの甘い香りが街角に漂うサンフランシスコにいたなんて。





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サンフランシスコ~食べ物

2015-06-21 19:31:18 | 旅行
サンフランシスコに来たからには、新鮮なシーフードと

タパスを食べるのが楽しみだった。




ピア3。

ここからオークランドに向けてフェリーが出る。毎朝行ったカフェもここにある。

このピアにあるオイスターレストラン「HOG ISLAND」では、何年ぶりかで生牡蠣を堪能した。

ハワイにも牡蠣はあるけど、怖くて生では食べられない。たぶん大丈夫だと思うけど、ロシアンルーレットだ。

7種類ぐらいの産地の牡蠣から、「熊本」を選ぶ。



6個で18ドル。高いか安いかわからない。甘くてジューシーで、とろける。

他の産地も試してみたら、熊本に比べるとワイルドな感じで、私は熊本が好みだ。



シーフードのシチュー



牡蠣のクリーム煮

器を最後まで嘗め回したい衝動に駆られる。



ポークリブのスライダー

スモークしたリブを香ばしく焼いたのがパンにはさまっている。

この店は、平日でも行列ができている。5時前に行けば待たずに座れるが、待つ価値はある。

ここには2回も行った。




タパスはスペイン料理で、いろんなものが少しずつ食べられる、まるで居酒屋のようなもの(店は居酒屋とは全然違うが)



「COQUETA」ピア3から、5分ほどフィッシャーマンズワーフに向かって歩いたところにある。





海老もウニも美味しかったんだけれど、とにかく高い。

頼んだのはこれだけで、あとはカクテルを2つ頼んで、100ドルを超えた。



こっちのタパスレストランは、おすすめ。



「ZARZUELA」ここは、私が行っている歯科医のアシスタントのメリッサが教えてくれた店。



ガイドブックには載っていないのか、地元の人ばかり。平日にもかかわらず、6時すぎたら店はいっぱいになる。



オックステールのシチュー



茄子の薄切りを炙ったのに、ゴートチーズを巻いたの



新鮮な海老をガーリックで味付けてある



ラム肉

どれもとっても美味しかった。最初に出てくるパンとオリーブオイルの美味しさにも感動。

オリーブオイルは、そのまま飲めるんじゃないかというほどで、どちらもお代わりをした。

値段もそれほど高いという感じはしない。ここももう一度行きたかったところ。



エチオピア料理も食べに行った。

「ASSAB」



両手で抱えるほどの大皿に、クレープのようなものが敷いてあり、

その上にいろんな料理が乗っている。豆だとか、日本の山菜のようなものとか、基本的には野菜類で、

ラムなどの肉を足すこともできる。

底のクレープを具といっしょに指ではがしながら、フォーク類を使わずに食べる。

何年か前にシアトルでエチオピア料理を食べたときには、ものすごく辛くて参ったので

今回は、とにかく辛くないものを聞いて頼んだ。

素朴な味、でもまた食べたくなる不思議な料理だ。




サワードウで有名な「Boudin」のクラムチャウダーも逸品である。



フィッシャーマンズワーフにあるボウディンは工場にお店が併設されている。

サワードウというのは、酸味の聞いたフランスパンで、150年以上前にボウディンさんが始めた当時の

菌を継ぎ足し継ぎ足し今も使っているという、まるで老舗の鰻屋のような店なのだ。



お店の中。



サワードウをくりぬいてボウルにしたものの中に、こってりとしたクラムチャウダーが入っている。

ボウディンは、街のいろんなところにお店がある。





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さよならサンフランシスコ

2015-06-20 11:53:30 | 旅行
今朝はいつものカフェに行かなかった。

今日は夫は半日で仕事が終わる。半日なら、トレイダージョーズに行って

猫の世話を頼んでいる隣家のコールにお土産を買うことにする。

明日はもうハワイへ帰るのだ。

天気がいいので、海沿いを歩いて行く。

その前に、地下鉄の切符を買う。帰りは荷物があるから

路面地下鉄に乗るつもりだ。

見知らぬ場所に行く時、同じ距離でも、行きよりも帰りはとても近く感じる。

初日の朝、凍えながらフィッシャーマンズワーフまで歩いた時は

1時間にも感じたのに、一度行けば、たったの20分でしかない。

買い物をし、路面地下鉄に乗った。

すると、途中で乗って来る人がキャッシュで払っているではないか。

ワーフ行きの電車では使えなくて、ワーフから戻る電車では使えるのは、

ワーフには地下鉄の駅がないからなのか。ややこしいなあ。

いろんなことがうっすらとわかってくる頃に、もう旅は終わってしまう。



ランチは、夫の同僚達とホテル近くにある、美味しいと評判の

メキシカンレストランに行った。

みんなと別れたあと、私達はゴールデンゲートパークに行った。

すっかり慣れた市バスを乗り継ぎながら、反対側の海沿いまで行く。

ゴールデンゲートパークは細長い長方形の、広い公園になっていて、

その中に美術館や温室、プラネタリウムや日本庭園、バラ園や、

バッファローが放し飼いになっているらしい場所もある。

行った人に聞くと、セグウェイツアー(70ドル)で3時間かかるという話である。

端から公園を歩いていく。

プラネタリウムは魅力だが、その施設は入場するのに一人75ドルかかる。

プラネタリウムには整理券も必要で、私達はあっさり諦めた。

日本庭園は京都のこじんまりとしたお寺ぐらいで、「日本にいくらでもあるしー」

と、ここも外から見ただけ。

芝生か広がっている所で、一人のミュージシャンがギターを弾いていた。

何日か前にフィッシャーマンズワーフにいた人で、独特なドラムとギターで

とても心地よい音楽を奏でている。

私達はしばらくベンチに座って聞き、CDを2枚買った。



こういうとき、私は思うのだけど、

夫と金銭的な価値観が近いことはありがたいことだ。

プラネタリウムの75ドルは払いたくなくても、たぶんここでしか出会えないミュージシャンの

CDや、ハワイでは食べられないものには喜んでお金を使う。

価値観が違うからこそ面白いことが増えてゆくのは確かだけれど、

金銭的な価値観は近い方がストレスが少ないと思う。



翌日は最終日で、ホテルを出るお昼まで、ピアで週に3日行われている

ファーマーズマーケットに行く。

ハワイのファーマーズマーケットの、3倍はある。

新鮮なフルーツや野菜、焼きたてのパンやジューシーなサンドウィッチ。

とりわけ、フルーツと野菜は喉から手が出るほど買いたかった。

ここで採れたものが、時差なくここで売られているのだから、美味しくないはずがない。

ハワイで買える桃などのフルーツは、見た目ばかりで本当にガッカリする。

生は買えないので、ドライピーチを買った。

旅行者や地元の人で、マーケットは溢れかえっている。

ピアの中は、私が毎朝通っていたカフェや、いろんなお店が入っていて

中も外も人でいっぱいだ。

ここはやはり都会なのだな。

バスの窓から眺める街は、古本屋があり、歴史のありそうな小さなカフェや

いかにも美味しいものを出しそうな、イタリア人のやっているレストランでは

地元の老人が外のテーブルでスープを飲んでいる。

オーガナイズされていないようで、全てがあって、それがスタイルになっている。

これは長い年月をかけて、人々によって築き上げられたものなんだろう。



さよならサンフランシスコ。

あの、けだるい平和に包まれたハワイに帰るのも、また幸せなことである。




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サンフランシスコ~ブッダ

2015-06-19 05:25:33 | 旅行
5日目。

今日は Asian Art Museum に行くことにする。

地図を見ても、行ってないところはゴールデンゲートブリッジだけで、

そこは最終日に夫と行くことになっている。

美術館までは、バートという地下鉄を使って3駅で行ける。

そのバートもまだ乗ったことがないので、いい機会だ。


ホテルの前から地下鉄に続く階段を降りると、まずバートの改札があり、

その奥にメトロがある。構造的には地下1階がメトロで、地下2階がバートのようだ。

またよくわからない切符販売機で切符を買う。

メトロは一定料金だが、バートは行き先によって料金が違う。

私が降りる駅までは1ドル85セント。市バスよりメトロより安い!

嬉しくなって5ドル札を入れるが、ふと不安になり、入れた5ドルを戻して2ドルにする。

不安的中。この機械はお釣りが出ない。

15セント無駄にしたけど、それでも市バスよりも25セント安いので諦める(せこい!)。

駅で降りて、地上に上がると、もうそこがどこだかわからない。

これは見知らぬ土地だからじゃなく、生まれ育った街でも同じである。

地図をぐるぐる回しながら(回すからわからなくなるんだと言われる)

ホームレスの間を縫うようにして、美術館を見つけた。

この辺りは官公庁が集まっているのに、やたらホームレスが多い。

3階建てのこの美術館は、素晴らしかった。

何が素晴らしかったといって、ブッダの像やガネーシャ、

ヒンズーの神の像など、見飽きることがなかった。

以前、私は仏像には興味はなかった。ふーん、と思うぐらいで素通りだった。

サンフランシスコに来る直前、手塚治虫の「ブッダ」を読み終えたところで、

子供時代以来、漫画は読んだことがない私がどうしたのかと思った。

でも一晩で1巻読むほど夢中になって読んだのだ。


あのブッダが、ここにいた。

私は説明をじっくり読みながら、音声ガイドがあるものは聞きながら、

ゆっくりと見て回った。

特に西暦500年から800年ぐらいのものに、独特の味わいがあるように思った。

ブッダもシバも、生き生きと存在感に溢れている。

日本で縄文人が土器を焼いていた時、ブッダは生まれたのだなあ。

生まれてすぐに7歩歩いて、天上天下唯我独尊と言ったのは作り話だと思うけど。

スターにはそういう話がつきものだもの。


工芸品は素通り。あまり興味がない。

そして次の部屋に入ったとき、「ギョッッ!」とした。

人が、倒れている!

紺のスーツを着た男性が、床にうつ伏せで倒れているのだ。

人はうつ伏せるとき、顔を左右どちらかに向けるものだけど、

その人は真下を向いたまま、倒れている。まるで死体のように。

セキュリティの人が入ってきたので、知らせようとしたのだが、

彼は死体を見ても知らんぷり。

よくよく見ると、どうやらそれは蝋で出来た人形だ。

よく見ても本物にしか見えないけれど、きっとそうなのだ。

これは気味の悪い冗談だ、ほんと。


満足して外に出て、マーケット通りを一駅分歩く。

ひたすらマーケット通りを海に向かって行くとホテルに着くはずだ。

ポウェル通りで、つい左折して、またユニクロに行ってしまった。

欲しいものがないとかいいながら、3回も来ている。

日本よりは高め。でも、紺色の麻のノースリーブのブラウスを買った。


マーケット通りに戻り、ホテルを目指しながら、何日か前に来たときに

ビアードパパがあったのを思い出した。

その時はランチを食べたばかりで、またいつか来ようと思って諦めたのだった。

ハワイのビアードパパは、つい最近なくなってしまい、さみしい限りだったので、

寄り道をして一つ買う。

これがランチ代り。今夜は夫の同僚達と和食のバフェに行く予定で、

かなり高品質のバフェということで、お腹をすかせておくため。


ホテルの近くまでくると、グリーティングカード屋さんがあった。

アメリカはグリーティングカード社会だ。

何かといえばカードを送り合う。だからそのカードの種類も相当なもので、

サンキューカードやお悔やみ、卒業なんかに加え、

お母さんやお父さん宛のカードはむろん、息子、叔母、叔父、娘、夫、妻、親友、

はたまた義理の息子、義理の娘、義理の親宛のカードまで揃っている。

10歳おめでとう、なんていう年齢別のだってある。

選ぶのは時間がかかるが楽しい。2つ買うと1つ無料だというので、

叔母と義兄の奥さん、11月に控えている叔父に誕生日カードを買った。



夕方、みんなで食事に行く時にバートを使った。

そこで私は発見した。

これはお釣りが出ない券売機じゃなくて、「自分でお釣りを請求する券売機」であった。

左右6コずつ並んでいるボタンのどこかを、欲しい金額まで押し続けると、

画面に表示されたお釣りの数字が増えていく。

夫は毎朝これを使って仕事に行くので慣れたものだ。

これは難易度が高い。明日はバートは使わない所へ行くことにしよう。





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サンフランシスコ~あれこれ

2015-06-18 12:41:30 | 旅行
5日同じ所にいると、ささやかなルーティンができてくる。

出かける時間、コーヒーを飲むところ、帰る時間。

普段はそのルーティンを破りたい衝動に駆られつつ、それを受け入れて暮らしているのに

そのルーティンの中に安らぎがあることも確かで、私もまた、そういう人であるのかもしれない。


6月半ば過ぎたというのに、サンフランシスコではコートやセーターが手放せない。

ここではこれが夏なんだろうか?

ハワイで冬物がいらないように、ここは夏物がいらないのだな。

ハワイのような格好をしている人は結構いるけども。

驚くことに、この寒さの中でホームレスの人々が眠ったりしている。

昼間はともかく、夜は外で寝るにはいささか寒過ぎると思う。

ハワイの気候はホームレスの人々にとっては天国で、他の州から

船にまとめて乗せられてハワイに送られてくる、という話が

まことしやかに語られている。ハワイ州が他所の州からお金をもらっている、

とも言われていて、案外真実じゃないかと私は思っている。



今朝もカフェでコーヒーを頼む。

そしていくら待ってもできてこない。これはそれほど珍しくもない。

私が頼むのは本日のコーヒーで、それは一番安くて、しかも他のコーヒーと

まったく味に遜色がないから。(コーヒーの味がわからないというのもある)

「コーヒーのMサイズを頼んだんだけど?」

しばらく待ってから、私は男性の従業員を選んで言う。

というのも、男性の方が断然対応が柔らかくて親切だからだ。

「え、ほんと?それは悪かったね、すみませんでした」

この「男性の法則(?)」は、サンフランシスコだけでなく、ハワイでも通用する。


街を歩いていてわかるのは、黒人が多いことだ。

シアトルは圧倒的に白人社会で、甥の卒業した高校は卒業生278人のうち

黒人が一人、ヒスパニック系が二人で、あとは全員白人だったし、

歩いている人も同じぐらいの確率に思える。

ハワイもまた黒人が少ない所だ。


それにしても、こんなに車のクラクションがしきりに鳴り響く街は、

大昔に行ったニューヨーク以来である。

バンコクはもっとすごいのだと誰かが言っていたけれど。

ケーブルカーと市バスと一部の地下鉄が、道路を車と共有しているのだから

問題が起きないはずもない。

市バスは、普通のバスとは違い、空中にケーブルがある。

だからケーブルのない所は走れないのに、

その前を車が塞いだりすると前に進めない。それでプップー!となる。

車が進路を変えようとすると、隣のレーンの車がプップー!となる。

そしてあちらこちらで、コダマのようにクラクションが鳴り響くことになる。



先日、日本に行った同僚が、東京のどこに行っても中国人のツアーで一杯だったと言っていたが、

それはサンフランシスコも同じだ。

初日、ケーブルカーに乗るのに列に並んでいた(始発では長蛇の列なのだ)

私の前が中国人グループで、そのかしましさといったらなかった。

棒の先にデジカメを付けたもので、延々と歩き回りながら自分の写真を撮り、

そのたびに大騒ぎをし、なぜか全員が大声で怒鳴るようにしてしゃべり、

高笑いをし、ひっきりなしにタバコを吸う。

後ろに並んだ人達が、珍しいものでも見るように見ている。

近くにいると、私も中国人かと思われそうで、なるべく離れていた。

私は悪口を言いたいのではないんだけれど、

どこで見かける中国人グループも似たような感じで、どうか今日は会いませんように

と願いつつ出かけるのだ。





ホームレスは多いし(ハワイは人のことを言えないが)、街角から尿の匂いが漂うけれど、

私はまた訪れてみたいと思う。

住みたいかと聞かれたら、たぶんNO。

なーんにもない田舎のハワイが私には合っている。




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