太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

家にいるのは楽しい

2020-03-28 09:21:56 | 日記
職場が臨時休業になってから、ちょうど1週間。
えっ!たったの1週間!!
普段はあっという間の1週間が、
いろんなことが起きているからか、もう半月ぐらい経ったような気分だ。

Judithに電話してみた。
彼女はハウスワイフだし、夫のTonyは既にリタイアしているから
彼らの生活は変わらない。
先週の月曜日に会ったばかりなのに、やはり半月ぐらいぶりのような気がする。
「仕事は休みになってるの?」
そうか、臨時休業になったことを彼女に言っていなかった。
「じゃ、絵を描く時間がたっぷりあってよかったねえ」
そうなのだ。
「そうだ、トイレットペーパー、まだある?フフフ」
「あの節はありがとう。あれがなかったら今頃庭の葉っぱだったよ」
先週、彼女がトイレットペーパーを分けてくれたので、大変助かっている。
「昨日、Tonyがコスコに行ったら、建物を2周するぐらいの行列で、諦めて帰ってきたわ」
外はまだそうなっているのか・・
「失業保険、申請した?」
したとも。
シュートメに手伝ってもらって、オンラインで数日前に。
しかし、1日に2万件以上の申請があるというから、いったいいつになるのか。
解雇されていなくても、こういう場合は申請できるということを知らなかった。


1週間だけど、結婚してから、こんなに長く家にいるのは初めてかも。
ハワイに移住してから、働き始めるまでの期間は家にいたけれど
義両親の家に居候だったし、右も左もわからないときで、
同居のストレス、夫のウツ再発で、生活を楽しむ余裕はなかった。


仕事に行かないで家にいる生活を、私は意外と楽しんでいる。
暇を持て余すのではと思ったが、全然そんなことはない。
同じ時間に起きても、起きるのが億劫でなくなった。
好きな時に絵を描いて、その合間に掃除をして、猫たちと遊んで、本を読み、
丁寧にコーヒーをドリップして、ウォーキングに行く。
家の中はピカピカで、床なんか何度もポリッシュをかけてつるっつる。
私にも家事力があったのか、と錯覚してしまう。
このままずっとこういう生活ってのも、いいなあ。
なんて思ったりもする。
子供がいない専業主婦は、こんなにゆったりと暮らしているのか。


とりあえず、これは4月末まで、あと1か月は続くと思われる。
ハワイが旅行者を受け入れられるようになるまで半年以上かかるのでは、
という説もあるから、もっと延びる可能性もある。
専業主婦になりたーい、とほざき続けて26年。
結婚する前を足したら、36年間働き続けてきた、これは私へのお年玉だと思って
せいぜい楽しむことにする。









続・たのしいことを待てない

2020-03-27 09:16:50 | 日記
夫の誕生日のプレゼントを、早く渡したくてワナワナしていた私だったが
ようやく誕生日の日になった。

朝食を食べ、外が明るくなるのを待ってから、
クロゼットから取り出してきたプレゼントを、おおげさにもったいぶって渡した。


これは、家を建てたときに玄関の外の壁に(屋根はある)掛けた。
シュートメの書斎で眠っていたのを夫が見つけてきたのだった。
ハワイ大学の、シュートメのオフィスに長年かけてあったものらしい。
もらってきたときに、すでに色が剥げかけていたから、
数十年は経っていたのではないかと思う。

あれから5年。
すっかり玄関先の風景の一部になってしまったが、改めて見ると、相当にみすぼらしくなっていた。



青い枠と、葉っぱ、花の一部、アルファベットは全部、コラージュの紙。
市松模様はアクリル絵の具。
細いゴールドの枠は、金色の紙。
暇にまかせて5時間かかった。


「ワーーーーっ!すごい!大好き!!!」


これこれ、このリアクションが見たかったんだ。

「これが紙で、これは絵の具なの?」
「そうそう、ほら、触ってみてー」
「ほんとだー、この色もいいねえー。すごいねえー!」
さすが夫は、私が喜ぶツボを心得ている。


仕事に行く支度をした夫と、下に降りると、
テーブルの上に、義両親からのプレゼントがカードと共に置いてあった。
私たちが2階にいる間に、そっと置いて行ってくれたのだ。
私は夫が開けるのをワクワクしながら待っていたら、そのまま仕事に行こうとする。
「え・・開けないの?」
「今夜あけるよ」

( ゚Д゚)ハァ?

なんでなんで?
開けるのに1分だってかからないぞ?
今日は誕生日なんだし、なんで開けないでいられるのかわかんない。
目の前に、きれいに包装されたプレゼントがあるのに。
私が、もし開けずに仕事に出かけたら、仕事が手につかないと思う。

私あてのものじゃなくても、私は今すぐにそれが何か知りたい。
人のものであっても、開けて、「わー!」って一緒に喜びたくてウズウズする。
夫が帰ってくるまで、今日一日そのプレゼントが気になって仕方がない。
私はそういう、とにかく待てない人なのである。











たのしいことを待てない

2020-03-26 10:13:28 | 日記
今週の金曜日は、夫の誕生日である。
私たち夫婦の誕生日は、何かを買ってプレゼントするということが滅多にない。
夫は物欲が限りなく薄く、それでいてTシャツひとつ、こだわりがあって難しいし
私は私で、欲しいものは適当に自分で買うほうがいい。
たとえ高価なものをもらっても、出どころの財布はひとつである限り
その心中は複雑であろう。
宝石屋のCMで、記念日にダイアモンドのアクセサリーを夫からプレゼントされて
涙を浮かべて妻が喜ぶ、というのがあるが、
本当にうれしいのか?という疑問が湧く。
「おい、一体これはいくらしたッ?」
と詰め寄りたい気持ちになるのは、私だけか。
そんな話を友人にしたら、アメリカでは、夫婦でも財産は別々のことがほとんどだからじゃないのぉー、と言う。
確かにそれはそうだけど、それでも根っこのところでは「我が家の」財産、
てことになるんではないか。

さて、そんなんで、誕生日にはカードを書いたり、雰囲気のあるレストランで食事をする、というのがもっぱらなんだけれども、
今年はコロナウィルスの影響でレストランはどこも営業しておらず、
外出禁止令が出たのでむやみに出歩くこともままならない。
カードだけ書いてお茶を濁すかと思っていたのが、昨日、あるヒラメキ💡があった。

昨日の朝、ウォーキングから戻って靴を脱いでいたときに、
玄関外の壁にかけてある額に目が行った。
5年前、家を建てたときに掛けたもので、普段は風景の1部になってしまっていたのが、
改めて見てみると、色は剥げ、ゲッコーの糞で汚れて、みすぼらしくなっていた。
特に夫が気に入っていたものだったので、
これをコラージュの紙とアクリル絵の具で修復して、誕生日のプレゼントにしようと思い立った。

時間なら、有り余るほどある。
5時間かけて修復を終え、仕上げをかけて完成。
階段下のクロゼットに隠しておいた。
夕方、夫が帰宅した。
私は、今すぐにそれを見せたくてワナワナしている。
見せて、わー!と喜ぶ顔が見たくてたまらなくなる。

「ねえねえ、明後日誕生日でしょう。早いけど今、プレゼント見たくない?」

「If you want to?(見せたいわけ?)」

「渡してもいい?」

「でも誕生日は明後日だよ」

あーーー!なんでかなあ!!!!
なんで誕生日を待てるか、その気がしれん。
私は、とにかく待てない。
早めにプレゼントをもらったら、その場であけないと気が済まない。
誰かに何かをあげるときも、早めに用意しても、今すぐ渡したくてたまらなくなる。
亡くなった父が、そうだった。
デパートで私の靴を買うと、履いていた靴を箱に入れて、買ったのを履いた。
母はそれを嫌がったが、父がいつもそうしているのだ。

早く明日にならないかなァ。
渡したときの顔を見たい。
明日の記事で、写真をUPする予定。
クロゼットに隠した額を、何度も出して眺めている。







再び失くし物発見す

2020-03-25 14:21:07 | 日記
潜在意識に話しかけて寝て、
夢で見た場所を見たら、探していた書類がみつかった、という話を夫にしたら
「じゃ、僕の小切手もどこにあるか聞いてみてよ?」
そういや、数日前から夫は小切手を探していたっけ。
額面が1万5千円ぐらいの小切手で、
今、私が暫定無職の我が家にとって、見逃せない失せ物だ。
でもそれは夫のものだしなあ。
「あなたが自分の潜在意識とか天使に頼めばいいじゃないよ」
「僕には天使がいないよぅ」
「いるってば。みんなにいるに決まってんじゃん」

家計に入るお金は私の問題でもあるので
その夜は、小切手のことを頼んで寝た。

何の夢もみずに目が覚めた。
そんなにうまくいくわけないか。
小切手を受け取ったのは、夫の車が職場で動かなくなった日で
動かない車の中からほかのものと一緒に小切手も出したときに、
はらりと落ちた場面を、私の潜在意識や天使は見せるに忍びなかったんだろう、と想像したりした。

それきり小切手のことは忘れて、ペットショップにキャットフードや砂を買いに行き、
戻ってきたとき、ふと、もう1度小切手を探してみようかと思い立った。

まずテーブルの上を見た方がいい

という気持ちになって、テーブルの上の、夫が「保留してある」書類の下を見たら
小切手が、そこにあった。
もちろん、「保留中」の書類なんか最もありそうな場所だから、真っ先に探したさ。
夫も見たし、私だって見た。
数回はひっくり返して見た。
それでもなかったのに、今、そこに当然のような顔をして小切手があった。
「私の潜在意識ちゃん、天使たち、グッジョブ!ありがとうーーーー」

いやほんと、1万5千円、ありがたやー。





心を鎮めると何が起こる?

2020-03-24 11:59:37 | 日記
あれはまだ、私の職場が休業することになるとは思いもしなかった頃。
1階のリビングの書棚が、気になって仕方がない。
「ゴゥン・・」という効果音とともに視界に割り込んでくる。
しばらく無視していたが、あまりに気になるので夫を誘い込んで整理した。
不要なものは捨てたり寄付したりして、すべての棚を拭き、
最後にホワイトセージでスマッジしたら、ものすごく爽快な気分になった。

それから片付けが止まらない。
寝室のクロゼット、絵の道具、屋根裏、食品庫、洗面室の物入れ・・・

そうしている間にもコロナウィルスの騒ぎは拡大し続け、
私はとうとう家にいることになった。
引き続き片付けをしながら、自分の心が少しずつ静かになってゆくのに気づく。
そういえば、ずいぶんと瞑想をさぼっていた。
カードも引かなくなって、ウォーキングもしなくなった。
外側のことに振り回されて、頭でものを考えて暮らしていた。

時間はいくらでもあるので、瞑想を再開した。
家にばかりいると運動不足になるので、ウォーキングも再開した。
そうすると、空中に舞っていた埃が下に落ちるように、心が澄んでくる。
心が澄むと、ひらめきやヒントがアンテナに引っ掛かりやすくなる。

たとえば昨日、こんなことがあった。

職場からもらった書類を、全部読んでいなかったので読もうと思ったら、
どこにもない。
なにか大切なことが書いてあるような気がする。
確かに家に持って帰ったのは覚えている。
仕方がないから翌朝、近所に住む同僚に電話して、書類をコピーさせてもらうことにした。
寝る前に、あの書類が見つからないんだよねー、と
潜在意識に話しかけてから(かなりヤバい人みたいだけど)眠りについたら
書類が見つかった夢をみた。

翌朝、そこは既に何度も探した場所だったので、やっぱり夢か、と思った。
同僚に電話するか、と思ったときに、ふと、
いや、電話する前にその場所をもう1度見てみよう、と思い、
そこに行ったらば、
果たして書類が、あった!
半分に折った形も、夢でみたそのままだ。
確かにそこは探した場所だったのに。


心を鎮めると、いろいろいいことが起こる。