1月26日、兵庫県立芸術文化センター大ホールでロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーの
くるみ割り人形(全3幕/エピローグ付)を観てきました。
くるみ割り人形はチャイコフスキーのバレエ音楽。1892年にチャイコフスキーも立ち会った初演を演じたのが、このバレエ・アカデミーの前身、帝室バレエ学校の生徒たちです。
創立280年の伝統あるワガノアには、毎年ロシアの有望な子供たちが厳しい選考を受けて入学してきます。
留学生もほんの少しいるようですが・・・。
合格するのは60人、8年後卒業できるのは15~20人という徹底した英才教育を受けるそうです。
現在は10歳から18歳までの生徒たち約350人が学んでいるとのこと。
ストーリーはクリスマスの夜のできごと。
暦の異なるロシアでは1月上旬がクリスマスシーズンで、この時季に上演されることも多いそうですよ。
第3幕ではスペインの踊り、アラブの踊り、中国の踊り、トレパック、花のワルツなど、聞きおよびのあるメロディーとともに、それぞれの国の民族衣装を身につけた明日のスターたちが登場してきます。
フィナーレの子どものマーシャ(クララ)の振る舞いは、大人になったプリンセスにひけをとらない優雅さでした。
この日の客席にはバレエ少女風のお嬢さんがポツポツ見られました。
5歳以上入場可^^の公演でしたが、そこまで小さなお子さんは私の周りでは見かけませんでした。
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ワリシー・ワイノーネン
指揮:ワレリー・オフシャニコフ
管弦楽;大阪交響楽団