ゆるいものも、シリアスなものも、次々と新しいニュースが飛び込んできて、たった3日前のことなのに、大坂なおみさんの全豪オープンテニス優勝は随分前の出来事のように感じます。
1月26日の日本時間夕方の決勝戦は、あいにく外出中でライブでは観られませんでした。
深夜の録画放送を観るつもりで、なるべく結果は確認しないでおこうと思いましたが、今の世、知りたくなくても情報はすぐ入ってきます。
結果は分かっていましたが、優勝シーンまで見届けました。
ところが、試合より楽しみにしていたほどの、表彰式とインタビューのシーンは観た記憶がないのです。
いわゆる、寝落ちしてしまった、ということです。
映画館での映画鑑賞はもう何年も前から、全編ちゃんと観られたためしがありません。
そこで、何度も巻き戻せるレンタルDVDで映画を観ることが多くなりました。
さすがに野球観戦と、音楽鑑賞で寝てしまうことはないのですが、大好きな宝塚でさえ、お芝居のシーンはうつらうつらが常態化しています。
困ったもんです。
亡くなった母も、晩年は家族7人分の用事を済ませたあと、テレビの前で舟を漕いでいましたっけ。
あぁ、重労働後の母と私をいっしょにしてはいけませんでしたね。
日本経済新聞夕刊のコラム、あすへの話題の1月25日の執筆者は漫画家の柴門ふみさん。
眠りへのいざないというタイトルでした。
柴門さんは歌舞伎やオペラで寝落ちしてしまうことがあるとか。
それを逆手にとって、長距離の飛行機内で眠るためにクラシック音楽を大音量にしてイヤホンで聞くそうです。
最上級の芸術品だからこそ心地よくて寝落ちすると弁明しています。
だからといって、柴門さんと私を同類にはできません。
私の場合はただただ、集中力が衰えたというのが正解でしょう。