神戸 西神中央 天然酵母パン教室「奥ちゃんの手作り工房」

神戸市の自宅教室で1998年からパンとお菓子を教えています。毎日の手作りの日々を綴ります。

クロワッサン・リーフパイ・お料理

2013年11月28日 | 天然酵母パン
本日初めてお越しの方を含む3名でのレッスンです。





寒くなってシートバターを折り込むのにちょうど良い日になりました。
クロワッサンは綿棒使いに慣れていないと層を潰してしまいますので初心者の方は大変難しいパンだと思います。
練習、練習、練習あるのみなので来月このレッスン受けられる方はがんばってくださ~い

フランス語で三日月を意味するクロワッサン。
この形の由来にも色々とあるそうです。
例えば、17世紀のウィーンにて、トルコ軍の侵入に気づいたパン職人が軍隊に知らせたことにより、攻撃を防ぐことができたとして、トルコの象徴である三日月をかたどったパンが作られるようになった、というような説があります。
そしてフランスには、マリー・アントワネットによって持ち込まれたといわれています。
現在のようなパン生地にバターを折り込むレシピが広まるのは、20世紀になってからのようです。
パリパリとしてこんがりと焼けた皮にバターの風味、何層にも重なった生地が特徴的なクロワッサンですが、
フランスでは、使われている油脂の違いが見ためでわかるように、形状を変えて作っているそうです。
両端がまっすぐなものは、クロワッサン・オ・ブール(croissant au beurre)。ブールとはバターのことなので、生地にバターを使って作られたクロワッサンとなります。
両端を曲げた三日月形のものは、クロワッサン・オルディネール(croissant ordinaire)。オルディネールには、普通の、日常のといった意味があり、マーガリンなどの油脂を使っているものなんだそうです。

本日はシートバター(マーガリン含む)を使っているので、両端を曲げています。
・・というかクロワッサン成形はだいたいこのようになっております。