先日、都心から帰ってきたとき、京王線に乗って聖蹟桜ヶ丘についてから電車が停まってしまいました。なんでも、多磨霊園駅で人身事故があったそうで、上下線ともに停まっているとのことでした。乗っていた電車は準特急だったので私はあと15分くらいで最寄駅につくところだったのです。新宿の京王百貨店の8階富沢商店で、生イーストとよつばバターを買って、持ち帰り時間を1時間と申告したのに!よりによって、こんなことになるなんて。
通勤ラッシュの少し手前でしたが、新宿から大勢乗ってきましたし、私は府中でようやく座れたのですから、すぐに席を立つ気にもなれませんでした。でも、立っている同僚風のグループは、おしゃべりばかり声高にしていて、車内アナウンスも聞こえないのです。文句を言おうかとも思いましたが踏みとどまり、なんとかアナウンスを聞こうと努力した結果、わかったことは、どうも踏み切り事故のようで、最新情報を駅係員が放送してくれています。ただいま、レスキュー隊を呼んでいるところです、とか、救助しましたが、今は車体の点検をしています。とか。まるでテレビの実況中継みたいでした。その間、アナウンスでは、振替でバスに乗るようすすめていました。でも、その経路は、とんでもないものでした。まず、新宿方面に向かう人は、バスで永山まで行き、そこで小田急に乗って新宿へ。中央線沿線の人は、バスで多摩センターまで行き、モノレールで立川に行き、中央線に乗るというもの。高幡までのバスならまだしも、わざわざ多摩センターに行ってモノレールに乗って立川駅につきJRに乗り換えて最寄駅までついたら、今度はバス。さらにバスに乗るなんてとんでもない経路を考えたものです、多くの乗客がアナウンスに誘われて振り替えバスに向かう中、私は車内に残って、ぼーっと待っていました。多分、1時間以上かかるのなら、振替経路のほうがよかったのかもしれません。
そのときの決断、そうそう簡単には決められないもので、後で後悔したりするものです。今回の私の選択は、間違っていなかったと思います。停まってから30分後に、ようやく電車が動き出しました。ラッキーでしたが、もし2時間待たされたら、モノレール経由のほうが早かったでしょう。