昨夜、つい夜更かししてテレビを見ていました。というのも、寝ようと思っていたらとても興味深い番組が再放送されていて、見入ってしまったからです。
NHKのBSドキュメンタリー「世界はこうしていじめと闘う」という、カナダ、アメリカ、韓国の3つのシリーズを再放送していました。
実は、私も子供のころ、いじめにあったこともあり、ついつい、見てしまいました。カナダの学校が舞台でした。まだ残っているNHKの番組説明を、以下に引用させてもらいます(番組終了後、すぐに消えてしまうので)。
世界はこうしていじめと闘う
1.カナダ「大人たちよ 逃げるな〜カナダ・いじめ防止プログラム〜」
“いじめ”が大きな問題となっているのは日本だけではありません。各国の調査によれば、オーストラリアでは6人に1人、カナダやアメリカでは4人に1人がいじめられた経験を持つという結果が出ています。そうした中、世界で注目を集めている防止策があります。「オルヴェーズ“いじめ”防止プログラム」。80年代にノルウェーで考案され、25年にわたって改良が加えられてきたプログラムで、いじめの発生率を7割少なくしたという実績があります。現在、カナダやイギリスなど世界12カ国で導入されています。
世界で最も普及し、信頼されているこのプログラムの鍵は、子どもではなく大人たち。大人が“いじめ”を予防し、起きたときには逃げずに向き合い、解決のすべての責任を取るというのが特徴で、“いじめ”を具体的に定義し、それに対して大人が取るべき行動が、言葉使いのひとつひとつにいたるまで詳しく定められています。
番組では、去年プログラムを導入したカナダ・アルバータ州の小さな町の小学校に焦点をあて、大人たちの“いじめ”撲滅をめざした取り組みを追い、世界共通マニュアルと言われるプログラムの可能性を探ります。
という内容の、見ごたえのある番組でした。
大人たちが真剣に子供に向かうことで、少しでも解決の糸口がつかめるのかもしれません。とにかく、いじめにあった生徒に、校長や担任が心から謝るその態度が素晴らしいです。子供は平等に、学校生活を楽しむ権利があるのです。それを奪ったことに対する謝罪。それだけでもいじめにあった生徒は、救われると思います。
夫の職場のように、大人同士でも、いじめは存在するのです。でも、弱いものいじめは絶対によくないし、それをなくさなくてはならない(夫は弱いのか?よくわからないけれど)。
いじめにあった子を保護するのは大事なことだと思います。カナダの取り組みは、日本にもなんとか導入できないのでしょうか?大人が素直に謝る、せめてそれだけでも見習ってほしいです。