ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

怖い冤罪

2010年03月26日 13時09分39秒 | 日常

 今日、菅家さんの無罪が確定しました。17年半の冤罪による服役の補償はどうなるのでしょうか?一人の人生の自由を奪った国家の罪は大きいと思います。

 裁判員制度ができたからといって、冤罪が消えるわけではありません。個人の自由が奪われることの恐怖は、当事者でないと理解できないのかもしれないけれど、底知れない恐ろしさを感じます。誰も同意してくれない、誰も理解しようとしない、そして強引に誘導されてしまう・・・。明日はわが身かもしれません。

 自分の思い通りに、人を引き込むというのは、つまりはその人の自分勝手なのでしょうけれど、これは案外、蔓延しているように思います。先日から読んでいる「アンダーグラウンド」で、サリン被害にあった営団地下鉄の職員の方は、地方から東京に就職してずっとその仕事をしているのですが、その当時(15年前)のもっと前から、乗客、つまり日本人のモラルの低下、人間としての醜さのようなものがはっきりわかってきたと言っているのです。

 私も最近、特にそう思います。だから余計、運転したくなくなるのかもしれません。ドライバーのモラルもそうだけれど、実は歩行者のモラルの低下が甚だしいのです。本当にイヤになります。赤信号でも平気でゆっくり横断歩道を渡ります。誰もが守らない信号なんて、何の意味があるのでしょうね。お年寄りなら特に、点滅し始めたら横断は無理だから、昔なら渡らずに待ったはずなのに・・。

 こんなご時世だからこそ、もっと穏やかに相手を思いやって生きようではありませんか。

 先日の渋温泉の信濃路の春子おばあさんに、写真と父の絵の画集を送ったら、そのお礼にと信州蕎麦が届きました。すごくうれしいです。

 さて、今日は、念願の箱作りをしてみます。コフレフレというらしいですよ、おフランスでは。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする