夫は教師という存在が子供のころから嫌いだそうです。そんなことなら、結婚しなければよかったのですが、だいたい、生まれるのに親の職業を選べますか?
何かといえば、教師の娘はこれだから・・と文句をいいます。そして、その教師的な存在の父の書斎机を、いつも毛嫌いしていました。
先に私がこの家に越してきた時、その机は、音訳ボランティアの録音の机として使われていましたが、夫が来てからはもっぱらCDを積み上げる物置き、引き出しは薬入れになっていました。
1階に簡易ベッドを置くことになり、その机はついに、「粗大ごみ」として出すことになりました。
私は父が好きというのではなく、その父の書斎机が好きだったのです。
他人と暮らすということは、自分の思い出も捨てていかなくてはならないものなんですね。あーあ、昭和のいい時代のレトロな机、相当価値があったのかもしれないのに、千円払って処分でした。
夫のベッドの近くでPC触ると文句を言われるので、夫の2階のPCから書いています。このPC、ヴィスタはそのうち、処分なのかも。もったいないですけどね。