ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

死亡給付金

2012年07月06日 23時46分07秒 | 日常

 今日の午前中は、大手保険会社2社の担当のスタッフが、立て続けに手続きに来ました。

 夫が入っていた年金保険が死亡したため、死亡給付金となったわけですが、それをそのまま同じような個人年金にしてもらうようにしたのです。彼女は、銀行ではちょっと多い金額が振り込まれるとすぐに連絡があるから気を付けてと言っていました。

 今どきは、なんでもPC端末でてきてしまうんですね。新しい契約も、ノートPCのような保険員が持参する端末で、ペンタッチで簡単に契約確認ができるのです。さらに携帯のテレビ電話で内勤スタッフの確認ができるというのもすごい・・。約款も、以前は辞書のような分厚いものが渡されましたが今は電子化でそんなかさばる物はいらない。世の中、変わったんだなーと実感しました。

 案の定、彼女が帰った後に、メインバンクから電話がありました。ちょっと置いただけなので、と営業を断りました。銀行とかそういう種の業界って、他人のふんどしで相撲とっているようなものですよね。いい職業とは思えない。

 今どき、銀行の利率で何ができるの?と思います。普通預金に入れるのは、単に安全のため。今回、私は夫の死ということで、少しまとまったお金が入るのですが、それは銀行ではなく、保険会社の貯蓄としての商品に変えたほうがずっとお得・・・と思いました。でも、保険受取人が姉になってしまったので、もしかして、殺意を抱かれて火曜サスペンス、なんてことには、なるわけないですね。ドラマ1本だって取れないくらいの少額ですもの。

 お金は、父方の祖父が「化け物」だといっていました。確かに、人を狂わす化け物にちがいないです。いかに有効に使うか、永遠の課題ですよね。

 夫があんなに使ってしまったお金。本当は、使ったという実感もなかったんだと思います。だから、お金は怖いんです。人を麻痺させてしまいます。持てば持つだけ、苦労も絶えないものでしょう。

 物も、お金も持たないでいかに幸せに生活するか、これは非常に興味深い課題だと思います。がんばろうっと!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がんにならない毎日の食レシピ

2012年07月06日 08時28分51秒 | 日常

 毎日、夫のCD]や本の整理をしています。古本屋に査定してもらうために、夫が買った時につけていた書店の紙カバーをせっせとはずしているのですが、そうすると、あ、これ読みたい!とついつい思ってしまいます。買った本でその人の思考=嗜好=志向がわかるのですが、本当、夫は何でも興味を持っていましたね。いくつかは、私も読ませてもらいました。内田樹の本や、頼山陽など・・・。

 その中に、祥伝社黄金文庫の済陽高穂著「がんにならない毎日の食レシピ」がありました。なんだか、ショック・・・。間に合わなかった。

 夫は大のきのこ好き。きのこ類はがんに対して免疫力があるといいます。

 小細胞がんで、症状が出てから2年、私はよく頑張ったと思います。何より、本人が悔しかったでしょう。病室を訪ねると、顔を見るなり、いつも「一緒に帰ろう」と言っていました。今は、お骨と一緒にいますよ。

 面白い人でした、たまに酒乱で暴れて大変な人でした。すぐ怒る人でした。でも、お酒と食べることが好きで、クラシックの趣味もまあまああっていましたし、お互いに一緒に暮らして、よかったといえる関係だったかもしれませんね。

 二度と結婚はしない。他人と暮らすことは、本当に大変。とにかく、物をどんどん減らしてシンプルに生活できるようになったら、義母とのことを考えましょう。

がんは”食原病”です。さあ、夫の遺志をついで、がんばりましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする